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コラム&取材   トップページ >> コラム&取材 >> 現場取材 >> ささがきごぼうのかき揚げ -木毛セメント板工場見学-  
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 ささがきごぼうのかき揚げ -木毛セメント板工場見学- 

 3.その研究


竹村工業株式会社の本社には『建材総合研究所』なるものがある。
この建物は、竹村工業の展示場といった趣で、そこかしこに木毛セメント板が使われている。
圧巻は3次元曲線を描く天井。
ゆるやかな影をつくる天井に、赤い鉄骨が映える。

  

建物内部には、さまざまな計測機器があり、さまざまな実験が行われる。具体的には、
1.強度試験




曲げ試験
圧縮試験
ビス引き抜き試験
ビス頭部貫通試験
2.音響試験



残響室法吸音率測定
透過損失測定
床音響試験
3.その他



断熱試験
耐火試験
耐候試験


厚さ30cmのコンクリート壁で囲われた残響室は、隣り合って2室あり、ここでは、
ボードなどの素材の吸音率や透過損失の測定が行われる。

右が第一残響室、左が第2残響室。
仕様はJIS規格に準拠している。

第一残響室と第二残響室の間の壁に製品を据え付け、
音がどのくらい透過するのかを測定することができる。

高圧木毛セメント板型枠工法による壁式鉄筋コンクリート構造での音響性能は、
石膏ボードのGL工法と比べて遮音性能が良く、また残響時間も短い、という効果が証明されている。

これは木毛セメント板を碁盤目状に削り出し、さまざまな塗り材を試したサンプル。
この秋、東京国際展示場(ビッグサイト)で催された「ジャパンホームショー」で展示された。

赤ワインと白ワイン

竹村工業は、山口にも工場がある。
そこで使用される材木は、木毛機にかける前に樹皮をはがされる。
すると、どうなるか?
答えは、”白い”木毛セメント板の出来上がり。
ワインの製法と似てないだろうか?
すっきりした味わいをお好みなら、山口工場産を、
樹皮の渋みをお好みなら、長野工場産をどうぞ。


ちょっとご紹介

専務取締役 竹村 幸宏氏
この人の情熱は凄い。
温めているアイデアを話し出すと止まらない。
そして、話をしている間にも、また次のアイデアが浮かんでくるようだ。
材料の吟味に始まり、端材の再利用、廃材の処理・・・
そしてそれが最終的に土に返るまで。
木毛セメント板の次にどんなものが開発されるのか、とても楽しみだ。

技術企画部 部長 相宮 良成氏
その風貌に似合わず(失礼!)、相宮さんは機械好き・ハイテク好きである。
PC・ネット関連はもちろんのこと、音響機器、自動車部品関連など、なんでもござれという印象。
工場内の機械の開発は、相宮さんに負うところが大きい。
今は少なくなってしまった”自らの手で自分に合うものをつくり出す”
職人的技術者なのだろう。


 
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