漆喰とは基本的に 石灰 + 糊 + スサ + 水 この3種類で構成されている。 いたってシンプル。 パーフェクトな自然素材だ。 (この間ご紹介した木毛セメント板と似てないだろうか・・・)
消石灰 漆喰の主成分となる材料。 石灰岩または貝殻を焼いてつくった生石灰を水で反応させたもの。 漆喰塗りは、石灰が空気中の二酸化炭素と反応して硬化する『気硬性』という性質を利用している。
土中釜で塩焼きし、水で消化することによって得られる。 ・粉末度が細かい ・可塑性・保水性・安定性が良い ・白度が高い ←粒子が非常に細かく、見た目は片栗粉のよう。
土中釜で塩焼きし、大量の水で消化してペースト状にし、数ヶ月寝かせる。 消石灰の結晶を成長させ、可塑性などの性質を さらに向上させたもの。 消石灰に比べ、 ・収縮が少ない ・表面硬度が硬い ・鏝による艶が出やすい
貝殻を炭で焼き、水をかけて消化させたもの。 昔から亀裂防止や耐水性向上の目的で使用されてきた。 ただし未焼成貝殻や未消化のものが含まれ、 塗り壁に色が付いたり、あばたになるなどの 不具合が発生することがある。 関東地方では、牡蠣の殻を原料にしていたことにより ”蠣灰”とも呼ばれる。 機械で焼いたものは、貝灰としての性質は期待できない。
糊剤 漆喰塗り、土もの壁・砂壁など日本壁の塗り壁材の練り合わせに、適度の粘度を与え、 鏝塗りの作業性を良くするために使用する。
紅藻類の角叉(つのまた)や銀杏草を使用する。 以前はこの海藻を煮出し、その煮汁を裏漉しするという作業を 現場で行っていた。 しかし、 ・煮る作業に手間がかかる ・火力の加減が難しい ・臭いが強い といった問題点などがあり、敬遠されがちだった。 最近では、これらの海藻を乾燥粉砕した粉末糊が製造されるようになり、海藻糊は時間と共に分解され、 悪影響を与えないという利点から、頻繁に使用される ようになっている。
パルプを処理して作られる水溶性の繊維素誘導体で、増粘多糖類とも呼ばれる。 分解されず、いつまでも壁の中に残ることから、強度の低下などの問題を指摘されているという。
すさ 藁・麻苧・和紙などの繊維を短く裁断し、もみほぐしたもの。 漆喰塗り付時の材料の落下を防ぎ、乾燥後の塗材の収縮亀裂を防ぐ効果がある。
麻スサ 左は繊維状・右はほぼ粉末状態になっている。
その他の材料