
[ 南外観 ]

[ アプローチ ]

[ リビング ]

[ 濡れ縁とリビング ]
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元々この敷地が開けた場所であった為、道路の交差する角は、以前の見通しを確保できるようオープンスペースとしている。南側の塀は敷地境界線からセットバックし白樫の生垣とするなど、敷地のボーダーラインに中間領域を設け、一般に開放している。
敷地周辺は銀行、郵便局への人が多く日中は比較的賑やかな環境である。住宅としてのプライバシーを如何に保ち、かつアトリエのパブリシティーを展開できるかが検討された。建物には敷地の南北の境界まで伸びるRCの壁が貫通している。この壁を境にアトリエのゾーンと住居のゾーンに分れ、それぞれの空間を保っている。外部空間は更に数枚のRC壁によって分割され、内部から連続する空間の一部として設定している。
建物は間口6.65m長さ19.95mと東西に長く(サンルーム部分をのぞく)、平屋のフラットな屋根が敷地のほぼ中央に配置される。敷地の南と北に広がりをもった庭があり、南の庭−内部−北の庭という一体の空間を意図している。そのため内外の接点である建具は、より開放的であるようデザインしている。
内部は用途に応じ、閉ざされた空間と連続する空間をダイナミックに切り替えることが出来る。各室を分かつ建具はその存在感を消し、オープン・クローズいずれの場合でも壁の一部として扱われる。そこでは建具を天井までの高さにとり、それを取り付けるための枠も床・壁・天井と同化させ、建具の出入口の象徴としての意味を減じている。
建物は日本の風土の特性を生かした計画としている。南に長く配置し、庇の深さを1.1mとして通風と日射に配慮している。また設備的にも省エネルギー・省資源、負荷の軽減を実現している。
使用している材料は、木、石、珪藻土など素材に違い無垢の材料を極力用いている。
時間の経過とともに緩やかに変化していく美しさを感じる家となることを期待している。
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