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すまいと 建築家ポートフォリオ 建築家自己紹介&住まいの作品集

建築家探しのポイントは、「できれば近いライフスタイルを持つ人をお薦めします。」
『建築家との出会い方』(著・中原洋)より)
林 哲三(1950年生)
林建築デザイン事務所
林哲三/林建築デザイン事務所
 住所 〒612-0886 京都府京都市伏見区深草極楽寺町6
 TEL 075-642-8411
 FAX 075-642-8424
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京町屋N邸リノベーション
住宅のリノベーション

外観
[ 外観 ]

[ 外観の軒下 ]

視覚的に安定感があるようなバランスにリフォーム。
アプローチの土間は施主さんと一緒に考えました。
深い下屋根の鼻先は一文字瓦が使えて締まりました。

 
正面左側は路地へと繋がっています。


[ ホール ]

[ 路地 ]
2階床組を組み替えて急な階段を上がりやすくしています。
 
竹垣の箇所はコンクリートブロックが積んであり汚れた薄暗いイメージから明るく落ち着いた雰囲気に変わりました。通路の石はホームセンターで購入のものです。
通常の建仁寺垣に見えますが、押縁はすべて半割りではなく細竹で数本リズミカルに取り付けています。
京都の町屋のリフォームです。
施主さんと一緒にリフォームを楽しむ。
中古住宅を購入されて数年後のリフォームでした。外回りをすっきりしたい事と、既存階段が急勾配な事から、少し緩やかにしたいというのが一番のご要望でした。
道路から見て敷地左側のお隣さんは京町屋。右側のお隣さんは材木屋さん。施主さんもご近所の方々も良いご近所付き合いをなさっている。当たり前のようだが、最近ではこれがなかなか少なくなって来たように思います。工事の木材、銘木はお隣さんからの購入で、大変安くしていただけました。
建築の工事などは、ある日突然お隣さんやご近所さんからのお話で、工事をさせて頂きたいので、何かとご迷惑をかけますが宜しくお願いしますと、事前には、その様な挨拶から始まる。
ご本人達以外、よそ様には何も嬉しい事は無く、本音は迷惑な話である。
それでも、相手を察する気持ちがあればこそ、互いを大切に思えることが良いのでしょう。今の時代に『お互いさま』が何処まで通じ合えるかは当事者の性格と、お付き合いの在り方にも依るのでしょうけれど、これからも大切にして行きたいものです。
設計のお話以外の雑談などで、ご近所のお付合いは上手く行ってますかと、失礼な話もお尋ねします。ほとんどの方は良好だと聞かせていただけて安心するのですが、一旦工事が始まれば、埃や工事の騒音、関係者の車の出入り、話し声。どれもが迷惑なこと。工事期間中は継続して耐えなければならない苦痛があります。そんな時、心の奥に潜む根深い"もやもや"が一気に噴出する場面もあるようです。迷惑だけれど『お互いさま』を理解し、許していただける寛容さに甘えながらも、節度をわきまえて進めたいものです。施主さんには自らの器量で工事をなさるのは百も承知ながら、させて戴くという謙虚さがあれば、工事の現場は大我無く進めさせていただける大きな要素かも知れません。もう一つ大事な部分は、工事業者さんの個人的な資質のように思います。
工事の仕事自体はプロですから上手く出来て当然ながら、大事に思う事は、普通の事が自然に出来るかどうかだろうと思います。ご近所の方々には依頼者よりも率先しての日常の挨拶と気遣い。埃がたてばすぐさま散水するように、車の出入りや子供たちの安全には最新の注意はあたり前。最近では競合して仕事が決まるのがほとんどのようになって参りました。金額的に厳しい請けかたをしてしまうと、質も悪くなり気遣いの、いとまが欠けてしまいがちな事は気がかりに思います。発注者側も業者選定には人間性も含め、良く考えなくてはならないのかも知れません。工事金額が低いから安いという事にはなかなかならない事もあるようです。良い職人さん監督さんだと、工事がきっかけとなり、現場の職人さんと、ご近所とのコミュニケーションも取れ、強いてはそれまで隣近所の方とも疎遠であったとしても、仲良くなられて好ましいお付き合いが始まった現場も確かにございました。人間性のことなのでしょうね。そんな事をふと思うと、普段の日常は大事やなぁ・・・と思います。
余談ながら、そんな心配など一切無かった方のリフォームです。
DATA
◇地域 京都府 ◇施工面積 110平米(33.28坪)
◇完成年 2002年    
◇設計 林 哲三    
◇施工 - ◇撮影 -

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