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 006 相続・・・財産を残しても、禍根を残しては何も意味ありません。


相続の発生(被相続人の死亡)に伴い、相続人の間では通常下記のような状況に置かれます。

1. 本人の死亡(相続の発生)
2. 葬儀
   葬儀の運営等、事前に予期できている場合は別として、
   通常相続人・関係者に対し、大変な負担となります。  
   喪主を誰にするのか?から始まり、式の進行etc非常事態宣言です。
   地域によっては、近所の方々・年配者が様々な援助をしたりします。
   本人の死亡が周知の事実となると、金融機関は口座を凍結します。
   (相続人全員の書面があれば、金融機関は対処します。)
3. 49日の法要
   概ね、この頃に相続財産の分割の話し合いとなります。
さて、これからが相続人での話し合いになりますが、旨くまとまるのか?
争いがはじまるのか?
正念場(=修羅場)を迎えます。

民法はこれらに対し、法定相続分(原則)を定めておりますが、
相続人の間で決まることであれば、どのような決め方であってもOKです。

仲の良い相続人の間では、家を継ぐ相続人に全てを相続させる合意が成り立ちます。
また、預金・株券また負の遺産(借金の返済)等については、
誰がどれだけ相続するかについても、話が自然にまとまります。

税金の問題もあり、税理士が間に入り、「遺産分割協議書」を作成したり、
司法書士・弁護士が作成したりし、相続人が署名捺印(実印・印鑑証明書)して、夫々相続します。
不動産については、登記(所有権移転)をします。

幼い頃は仲の良い兄弟姉妹だったのに、夫々年を重ね、
配偶者を持つに至り他の相続人を羨む様な戦闘状態になってしまうと、
死肉を貪るハイエナの集団になってしまいます。

何も相続財産が無ければ、争いようがありませんが、中途半端な遺産(数千万円)の場合や、
莫大な遺産(数億円以上)の場合に多くの争いとなってしまいます。
もちろん被相続人が生前に遺言を残すこと等の場合もあります。
またその遺言が正常な時の判断なのか?等様々な疑惑を惹起します。


様々な相続を経験してきた自分が思うのは、
1 被相続人の生き様を見て、相続人は育つ。
2 往生際の悪い人ほど、争いを相続人に残す。
読者の皆様も、何時かはこの立場に置かれます。
財産を残しても、禍根を残しては何も意味ありません。
親としてよりも、人間としての精神を常に磨いて頂きたいと、常に存じます。


現実その0 あるいは -1
相続財産の無い場合
何も問題になりません。
但し、「負の財産が多い場合は放棄すべし」です。

現実その1
非常に仲の良い兄弟の場合。
何も問題ありません。普通は長男等、親の面倒を見る方が基本的な財産を相続され、株式・債権・預金等、余裕があれば他の相続人の方へ分配し相続されます。

現実その2
普通の場合
その1の内、余裕の部分の割り付けをどうするのか、少しもめます。
伯父さん等、年配の方を中心にしてまとまって行きます。

現実その3
相続人の間に、幼い頃はみな平等であったはずが、大人になると共に経済的な事情が異なり、少しでも多く相続財産を他の相続人同様に相続したいという私利私欲が存在してきます。
例えば、「長女が嫁いだ時には〇〇千万円生前に贈与してもらっているのだから、
せめて私(次女)にも少しくらい多くもらって良いのではないか?」
例えば、「早く嫁いだ姉よりも、長い間面倒を見てきた私(三女)の方が少しは多めに財産が欲しい。」
例えば、「今現在私には亭主の稼ぎが少なく、更に子供が多く、生活に困っているのだから、少しでも多く遺産が欲しい。」

現実その4
その3に輪を掛けたような地獄。
ご想像にお任せします。
ワイドショ−等ご参考ください。
悲しいかな上記の様々な状況下で、私どもの仕事が発生します。
測量した上での売却。
土地を分筆(相続人毎に処分し易いような分割)登記。
上記調査中に発生してしまった、有りえない子供。
いてはいけない・誰も知らなかった戸籍上の子供。

暑い夏の夜
寒い相続のお話。


 
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