第8回目のトモダチ 戸田さんのいえ 2003年9月30日訪問

戸田 晃さん

戸田晃建築設計事務所
〒192-0902 東京都八王子市上野町64番地
TEL 0426-26-7690 FAX 0426-26-7609
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住む人が施工に参加する楽しさを実現したいと考える『手づくり派建築家』の戸田さん。自邸も設計のわくを越えて、自ら体を動かし、家づくりをおこなった。テキスタイルデザイナーの奥さんの優子さんと、おしゃまなシホコちゃんと3人暮し。

戸田さんは僕と同じ学校の先輩です。

1年間しかないため本来なら先輩後輩と知り合うわけがないのですが、月一度の飲み会になぜか戸田さんが長い髪を束ね来ていたのです。(僕はクラスの宴会部長?をやっていました。)
楽しい飲み会の臭いを感じていたのでしょうか?

戸田さんの家は古い-新しいモノ、工業-手作りなモノ、
西洋-東洋のモノ...
戸田さんは独特な嗅覚で集めたモノたちを汗をカキカキ束ね、
楽しく深い空気を創っているのでしょうね。

テラバヤシセッケイジムシヨ
〒186-0002 東京都国立市東4-15-7
TEL 042-575-0084
E-mail terra@ inv.co.jp
URL http://www.inv.co.jp/~terra/index.html
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古いモノと新しい家
シュウ
はじめて、戸田さんの家を雑誌で見た時、
それが新築だとは思いもしなかった。
そう、今回、訪問した戸田さんの家は、
古いモノと新しい家が絶妙なバランスで共存している。

はやりのリノベーションが、
『古い建物の躯体を残し、そこに新しい空間を創造する』
ことだすると、戸田さんの家はそれと反対。
『新しい建物の躯体をつくり、そこに古い建具や床を残す』。
なんだか、ややっこしいけど、そういうこと。

八王子駅に一行が集合。
戸田さんに駅まで迎えにきてもらう。
車で10分ほどで戸田さんの家に到着する。
あれ、なんだか想像していた家と違う。
外観は、コンクリートの四角い箱だ。
確か雑誌でみたのは、
いい感じに古びた家だったはず。
なんだかきつねにつままれたような気持ちで
家の中に案内される。

中にはいると別世界。
ああ。これこれ。
なんとも懐かしい感じだ。
土間があり。
板の間があり。
中庭があり。
畳があり。
木の建具がある。
別にそういう家に住んでいたわけでもないのに妙に落ち着く。
これって町家みたいだよね。
ありそうで、ない家。

それにしても、日本は、古い家よりも新しい家がいいと思う人がまだまだ多い気がする。
この家は、新しい家なのに古い感じがする。それって、どうなんだろう。
リフォームですら新築に見せかける家がはやる変な世の中なのに、
せっかく新しい家が古くみえるこの家をみんなはどう思うんだろうか。

もしかしたら、家の素材とも関係しているのかもしれない。
いわゆる新建材は、新しいときが一番よくて、
時間とともにどうしようもなくなる。
だけど、木や土などの自然素材なら、
時間とともに味わいがます。
そういう時間がつくる価値はどこまで、見直されるんだろうか。

戸田さん自身がどう考えているかわからないけれど、
この家は、大きな問題提起を含んでいるのかもしれない。
古いモノと新しい家の共存。
新しいということよりも、味わい深いという価値。
新品よりも使い古されたモノの魅力。
そんなことを考えながら、戸田さんちを後にしたのでした。

そうそう。
戸田さんの娘のシホコちゃんが
板の間に気持ちよさそうに眠っていた姿が、
とても微笑ましくて、印象に残りました。
こんな安心感のある懐かしい家に、
とても好感をもった今回の『いえトモ』でした。




RCの打放しが印象的です。

部屋がこの三和土でつながっているのが特徴的です。土足で和室まですっと行けてしまったり、途中の庭に立ち寄ったり、2階に行ったり。

生活を楽しくする三和土です。
床材や框、欄間、障子を以前の家から
大事に取り外して新しい家に使用しています。
時間がつくり出したいい感じの色具合が、
RCの打放しの質感とマッチしています。
お子さんがぐっすりお昼寝していました。
床の感触が気持ち良いんだろうなあ。
戸田さんが設計したお庭だそうです。野趣な感じがグッド。
黒い電話がありました。なつかしい!けど、飾りじゃ無くて、きちんと使っていらっしゃるそうです。
また、ここにも以前のお住まいで使っていた建具で作られた収納がありました。
いえとも隊はここでなごませて頂きました。
戸田さんの事務所専用の入り口。
階段が片持ちでデザインされているので軽やかです。
テラバヤシさんが広い!と感激していました。
将来分けられるようにと、ドアが2つついています。
お風呂場からも出られる。緑化できるように構造計算もしてあるそうです。
(緑化するには土が必要です。土は重いので、人が乗るだけより荷重を大きく設定して計算します)
床がグレーチングという材料でできているので、1階が透けて見えます。
いっぱい入る〜〜〜。