第5回目のトモダチ 大室さんのいえ  2003年6月15日訪問

大室 俊彦さん 靖子さん 詠くん 花織ちゃん

きさくで楽しい大室さん一家は
陽気な音楽とおいしい食べ物とお酒、そして笑い声が絶えません。
お二人の人柄にひかれてこの家を訪ねる人はいっぱいいます。
私もその内のひとりです。


一見して、あの形態なのに建築家が作ったイカツイ感じがないなと思いました。
普通はどこかに無理、違和感(しょーがなかったのよねえ)を感じる場所が出てしまうと思います。あの家はローコストがむしろ発想になった箇所がいっぱい見られて無理のない空間をつくり出してると思いました。
これからも、すこうしづつ変化していくのが楽しみです。
全てがオープンっていいな〜。
後ろのうちの人もオープン、部屋もオープン
庭に対してもオープン、そして施主もオープン。
あの細長い敷地の先に、
こんなオープンな領域があるとは誰も想像しないですよね。



 
幸せな平屋
シュウ
アコが設計したいえを訪ねることになった。
実は、ぼくがアコと知り合ったのは1年ほど前で、
アコが設計した建物を見るのはこれがはじめて。

小雨まじりの中、総武線の市川駅からの10分ぐらい歩いたところに大室さんのいえはある。アコを先頭に、一行が大きな道路をわたり、脇道に入り、さらに細い路地をぬけて、くねくねと曲がっていく。なんだか探検気分だ。

ようやく、大室さんのいえの門に到着。「え?いえはどこ?」と思って門から先をのぞくと、細長い通路の先で手をふっている家族がみえる。ちらっといえらしき物体がみえるけど、全貌はわからない。


いえの敷地は、約90坪もある。アプローチ部分が30坪。別に大室さんが大地主というわけではなくて、いろいろと土地を探していて、最終的にたどり着いたのがここだった。たぶん、こんなに奥まっていて、駐車場もとれないような土地だから格安な物件だったのだろう。ちなみに、大室さんは、ぼくと同じで車の免許をもっていない。なんだか親近感を感じるなあ。

しかし、いくら格安とはいえ、
予算は大幅にオーバーしたのだろう。
その分、建物にかける予算は少なくなったらしい。
大室さんは、土地が決まる前から仕事を通じて知り合い、
意気投合したアコに設計をお願いすることにしていたと言う。

いろいろと相談を重ね、アコがうんうんと頭を悩ませた結果できたのが、平屋で、3メートルの天井高、不思議な庇のついた、シンプルなこのいえだった。
いやあ、いいですよね平屋。

都市型住居は、土地の価格が高く、建ぺい率、容積率をめいっぱいに使おうとするためか、総2階は当然で、3階建てや地下室もあたりまえになっている。
そんな中、新築で平屋ですよ。平屋。つまり1階建て。すごいぞアコ。やったね。大室さん。
あ、なんか興奮してきた。

それにしても、建築家と施主の関係っていろいろだけど、大室さんとアコのように同年代で気心もしれていると、楽しくいえづくりができるんだろうなあと思う。
住みはじめても、こうしてしょっちゅういえに遊びにこれるという関係がいいよね。

いえづくりを通じて、トモダチをつくることも可能なのかもしれないね。

アコは、まるで自分のいえのように、ずかずかと大室さんのいえにあがりこむ。
ぼくら一行もその不思議な平屋を外から少しだけながめ、アコに続いてすいこまれるようにはいっていく。
あかるいとしひこさんの笑顔と、美人の奥さんのやすこさんの手料理と、元気なうたくんと、かわいいはなちゃんに迎えられて、いえトモ一行は、幸せな時間をすごしたのでした。
めでたし。めでたし。


※室名付近にカーソルを合わせると、アコさんのコメントが現れます。


←敷地図
前面道路まで50メートルあります。













道路斜線のかからない住宅です。
建蔽率も余裕で、「都市住宅」としては珍しい。




 
天井高3メートルの広いワンルームです。
開口部(窓)が部屋の左右(南北)に設けてあるので、風が通り抜ける気持ちの良い場所です。
 
寝る場所は遮光カーテンで
仕切られています。
  おいしいもの好きの大室家を支える場所。
靖子さんが書いたスケッチをそのまま作りました。
使い勝手の良いキッチンです。
この日も靖子さんの手料理はおいしかった〜。
(いつもごちそうさまです...。)
ここも天井が高いのです。
土間にトイレがあります。
お掃除が以外と楽だとか。
家が出来上がってから、
最後に大室さんたちの要望で作ったひろ〜いデッキ。
8畳分あります。
ご自分達でキシラデコール(防腐塗料)を塗りました。
(ビール飲みながらでしたね、そういえば)
ここが玄関みたいなもの??
部屋からもすっと出れるようにしてあります。
詠くんの遊び場所。
芝生を植えかけてあって、少しづつ進化してます。
樹はなぜか食べられるものばかりなんだなあ。
なが〜〜〜いニワの両側に
お花が植えてあって、かわいい。
 
軒のような庇のような外壁のような場所と
室内の壁の間はパイプスペース。
空調機や電気の配管、キッチンのダクト、
樋が納まってます。