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2005年6月「うつわの探究」
うつわのこと、もっと知りたいなあ。
最近、その思いが特に強くなってきました。

小泉さんがデザインした空間は、本当に気持ちいいんだけど、

スミレアオイハウス

この空間に似合ううつわとなると、微妙にむずかしい!
食事のたびに、そう思います。
ここには、一体どんなうつわが似合うんだろう。

みんな、毎日どんなうつわを使ってるの?
ちょっとだけ、見せてもらいたいなあ。
でも、単にうつわだけ見せてもらうのはつまらない。
そこで、私は考えた。
「久々に、ノブさんの寿司食べたい人、この指とーまれ!」

みんな、毎日どんなうつわを使ってるの?

「スッシーっすか!」「食いてぇ〜〜」

平日の真っ昼間にもかかわらず、大勢の人がやって来ました。
もちろん、みなさん「ノブ寿司に似合ううつわ」持参でございます。


馬場の寿司職人
ノブさん
馬場の寿司職人 ノブさん 馬場の寿司職人 ノブさん





ノブ大将に来てもらうのは、これで3回目。
※1回目:2003年3月『にぎり』  2回目:2003年11月『干物づくり』


仮設の台の上でも、その見事な包丁さばき

仮設の台の上でも、その見事な包丁さばきは変わりません。
さすがです。

「これ、センスよく盛りつけてくださいね」
「アイアイサー!」
元気よく答えたはいいが、せっかくの艶やかなギョクが

艶やかなギョク

あれれ。皿からはみ出しちまった!
ごめん、ノブ大将!


うつわは、盛りつけるもののことを考えて

うつわは、盛りつけるもののことを考えて選ばないとね。
(>がんばれ、自分)


さてさて、みなさんどんなうつわを持ってきたのか、
ここで、いくつか紹介したいと思います。

まず、湯山さんが持ってきたのは、四角い木のお皿。
かっちりとした形。結構、大きめです。
四角い木のお皿
同じ木でも、こちら和探偵のは、
木をすっぱり切ったもの。
木をすっぱり切ったもの
芳郎さんのも、丸い木のお皿。
丸い木のお皿
ノブ大将が用意してきたシランをのせて。
葉っぱ一枚で、ずいぶん印象が変わります。
この使い方、いいよね!
しおじぃは、焼きもののお皿。
焼きもののお皿
でも、和探偵のと違って、
つるつるに加工してあります。
なおちゃんは、
自作のうつわを持参してくれました。
ずばり、魚の形です。
ばり、魚の形
縁が、ゆるーくひねってあります。
GO氏さんのは、楕円形。
楕円形
お! 
うるしの板皿と、ぐい呑みをセットで持ってきたのは
山崎 宏さん。
うるしの板皿と、ぐい呑みをセット
お皿の周りに、絵柄がついています。
自らデザインして、桐本さんのところで製作した、
自身の自信作。うらやましすぎるぞ!


では、さっそくノブさんの寿司をいただきましょう。
まずはじめに、それぞれ持ってきたうつわに合いそうなネタを指さし、
ノブさんににぎってもらいます。

いきなりトロ
お。和探偵くんは、いきなりトロにいきましたか!
そんなことしちゃって、いいんでしょうか!
撮影
「うまそ〜」と言いつつも、
まずは、その姿をカメラにおさめます。
えびのしっぽが、お皿からはみ出てる!
えびのしっぽが、お皿からはみ出てる!
でも、下品じゃないよ。どうして?
やや斜めにレイアウト
すっと細長いフォルムのにぎりは やや斜めにレイアウト。
ふむふむ。
お皿が大きいからって、目いっぱい盛るのではなく、
余白を設けることも大事なのね。
まわりに余白をつくる
丸いお皿の中心に寿司をのせて、まわりに余白をつくる。
そうだ。余白の美。これだな!
お皿を手に持ったまま並ぶ
列を作って並ぶみなさんの目は、とっても真剣。
でも、お皿を手に持ったまま並ぶなんてこと、
家ではあまりしませんよね。
それも、いいオトナばかり、きちんと整列してるんだから
客観的に見ておもしろすぎます。
久保兄ィは、四角い竹の篭
久保兄ィは、四角い竹の篭を持ってきましたよ。
竹のうつわに寿司。すごく新鮮です。
寿司がいきいき
どうです、寿司がいきいきしてるでしょ!
爽やかだなあ。
うつわの素材や形によって変わる見え方
同じ寿司なのに、うつわの素材や形によって、
見え方がぜんぜん違ってきます。
そして、盛りつけひとつでも、印象はがらりと変わります。
染付けのお皿
染付けのお皿に、エビとホタテのにぎり。
とっても、やさしい感じ。
うつわの持ち主である浦田さんの人柄が
そのまま写し出されています。
野口さんのお皿は?
「あら、ずいぶん大きなお皿なのね。
 私、ちょっと遠慮しすぎちゃったわ」
ふいに、野口さんがつぶやきます。
どれどれ、野口さんのお皿、見せてちょうだい。
底づやのある椿皿
使い込まれた証しでもある、底づやのある椿皿は、
確かに他の人のと比べると、かなり小ぶり。
「もう少し大きいお皿、貸してくださる?」
「もちろんオッケーよ」
久保兄ィの、細長い篭。
私も、もちょっと大きいのにしよーっと。
久保兄ィの、細長い篭。たっぷり目でお願いしますー。

一巡した後は、お好みでネタをにぎってもらいます。

みんな、待ってましたとばかりに、
再び皿をもって、列をつくります。
再び列をつくる
ガリは、にぎり寿司のパートナー。
各自、小さな山を作るように、こんもりと盛りつけます。
ガリは、にぎり寿司のパートナー
「あれとあれ、それからあれもにぎってもらおうっと」。
あれとあれ、それからあれも
庭に生えてる葉っぱも、 立派な引き立て役になります。
庭に生えてる葉っぱ
この満足げな顔! そうでしょうそうでしょう。
自分がデザインしたお皿に、ノブ大将の寿司だもの。
思わず、鼻もふくらみますよ。
この満足げな顔!
「まま、どうですか一杯」
あいあい。はじまりましたね。
やっぱり、寿司には日本酒だよねぇ。
寿司には日本酒だよねぇ。
ノブ大将のにぎりを味わいながら、床座でおしゃべり。
もう、これ最高です。
床座でおしゃべり。
「見て見て。赤い漆も、似合うでよ」
赤い漆も
「あ、本当。しゃりの白が漆に映りこんで、きれい。
 うまそ〜」
赤いお皿も、意外と栄えることが実証されましたよ。
しゃりの白が漆に映りこんで、きれい
プロダクトデザイナーの山崎さんと、竹職人の久保兄ィ。
つくる人同士、感想を述べあう一幕も。
つくる人同士、感想を述べあう
お腹が満たされることと、心が満たされることは
イコールじゃない。
舌で味わうと同時に、目でも鼻でも充分味わっている。
体全体が喜ぶ時、心が満たされるんだと思う。
目でも鼻でも充分味わっている
建築家の人が多かったせいか、
話は、うつわから住宅へ、
そして住まい方、暮らし方へと移行していきます。
住まい方、暮らし方
ノブ大将が気をきかせて
酒の肴をちゃちゃっと用意してくれました。
酒の肴
まったりと柔らかで、ほんのり甘いアナゴも登場。
ああ、ほっとします。
ノブ大将、私は幸せ者です。どうもありがとう!
ほんのり甘いアナゴ






みんなで片付けをはじめます。
片付け
木ネジをはずして、台を解体。

洗いもの
台所では、湯山さんが率先して洗いものをしてくださいました。

畳の間
ピンポンは何も手伝ってくれなかったけど、
宴会場と化した畳の間も、すっかり元に戻りました。

言葉にできない幸せな気持ち

「ああ、今日という日が終わらないでほしい…」
和探偵のそのひと言には、それ以上言葉にできない幸せな気持ちが
ぎゅぎゅっと込められています。

これをエネルギーにかえて、
明日からまたガンバロウ!

みなさんに見せてもらったうつわ
今回、みなさんに見せてもらったうつわは、
とっても参考になりました。

食事する時、どんな場所で、誰と、どんな料理を、
どんなうつわに盛って食べるのか。
どれかひとつだけよければ満足かというと
そうではないと思う。
どれもみんな大事な要素。
だから、トータルで考えていきたいなあ。

それにしても、うつわのことは、まだまだわからないことが多い!
だから、今後も9スタで取り上げていこうと思ってマス。

(*・ェ・*)ノ

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