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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
215 裁判を傍聴して
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住宅の防犯対策に役立てたいと思い、裁判の傍聴に行きました。
行なわれていたのは外国人窃盗団の裁判でした。
被告人は真面目そうなブラジル人。
不当に職場を解雇され、職を失ったことで資金が枯渇して、知人を通じて窃盗に加わったといいます。
実行犯は3人。彼はトランシーバーを渡され、見張り役となり、残りの2人が侵入をしました。
この2人は盗みのプロで、どうやら見張り役を募集していたようです。
見張り役となれば簡単な仕事なので報酬も少なくて良く、プロの2人の稼ぎは上がると考えたのでしょうか。
高級住宅街を歩き回り、ターゲットとなる住宅を見つけると、死角となるトイレや浴室から侵入したといいます。
5分後、近くで子供の声がしたので、トランシーバーで2人に伝えて、慌てて家から出てきたそうです。
我々の知識であれば、泥棒は3分で事を済ませてそれ以上は滞在しないものと考えられていましたが、
この裁判で、実際は5分以上も粘られることを知りました。
そして注目したい点はこの後の供述です。
高額金品に後一歩で手が届くところで、トランシーバーからの連絡が入ったために、
この2人は侵入した家を捨て切れず、その場を一旦、離れた30分後にもう一度侵入を試みて、
強奪したとのことでした。
外国人は、欲しいものがあれば何度でも獲りに来るということ、
たとえ悪人でなくても家庭の事情次第でいつでも犯罪に手を染めてしまうことが、この裁判を通じて判りました。 因みに、金品は溶ける金属製品が一番に獲られるとのこと。
闇ルートで確立されている様子です。
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