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 別冊 すまいや倶楽部通信


 212 ソファをみておもう


ソファーがリビングに置かれ出したのはいつ頃からでしょうか?
応接間があった昭和30年代はソファーという呼ばれ方ではなく、応接セットがありました。
一人掛けの椅子が2脚
三人掛けの椅子が1脚
そしてテーブル。
テーブルの上にはガラスや石製のライターと灰皿とレースのカバー。
そうそう、椅子にもレースが掛かっていたような気がします。

応接間が消えて、ついでに応接セットも消えましたが、
応接セットの代わりに腰掛けられる何かを日本人は模索していのでしょうか?
それとも家具屋さんが腕を持て余していたのでしょうか。
それはソファーという形でリビングに復活して来ました。

大手家具屋さんに行けば、1脚で売るよりもセット売りのが儲かるのでしょう。
やはり往年の応接セットよろしくソファーセットという形で、
一人掛けの椅子が2脚
三人掛けの椅子が1脚
そしてテーブルが用意されています。
テーブルの上にはガラスや石製のライターと灰皿とレースのカバーはありませんでしたが。

家の新築と共に家族で訪れて、このソファーセットを購入します。
晴れてリビングにソファーセットが置かれるわけですが、ティータイムやおやつを食べるときは、
そのゴージャスソファーには腰掛けずに、床の上に座ってテーブルをちゃぶ台のように使って食します。

トレンディードラマでもよくこのようなシーンを見かけるので、恐らく日本中このスタイルなのでしょう。

昼食も夕食もこのパターンで取るようになると、次第にソファーの存在がうっとうしく思えてきます。
最初にリビングから消滅して行くのが一人掛けのソファーです。
やがてもう一脚も旅立ちを向かえて、残るのが3人掛けソファー。
こちらは残ります。
お父さんが寝るために残すのです。

日本人がソファーを選ぶときの注意点、それは肘掛です。
肘掛が枕代わりになるように適度な高さと柔らかさをチェックすると、
いつまでもリビングで仲良く一緒に居れることでしょう。

因みに実家にはついにソファーが来ることはありませんでしたが。
(何故なら全室和室だからです。)


 
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