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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
090 下水道の話
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普段何気なく使っている下水道。
下水道はどうやって処理をされているのかご存知ですか?
私の住む小田原では酒匂川という大きな川の下流に巨大な下水処理施設を設けて、
綺麗に浄化して酒匂川に流します。
先週書きました上水道の取り入れ口より上流だったかな??
昔のテレビで、泥棒が下水道を通って金庫を壊すなどのシーンを観ますが、
あのような巨大な下水は極少なく、道路内には直径300mm程の下水管が埋設されています。
下水に流すものはトイレなどの汚物、キッチンの流し、洗濯機、浴室などの雑排水が主です。
道路内に埋設してある管まで、汚物が滞ることなく、トイレ洗浄の勢いで運ばなければならないので、
ある程度の勾配をつけて、あまり曲がりを取らないで設計をします。
屋根で受けた雨水も下水に流せる自治体もありますが、処理場で負担になるので、
基本的に雨水は道路側溝などに流します。
下水処理施設が出来たお陰で、川も綺麗になりました。
衛生的になったので、伝染病の予防にもなります。
一方では、直接視角に触れることが無いので、何でもかんでも捨ててしまい、
更に汚れてしまったり、処理能力が追いつかなくなってしまう、といった心配もされています。
実は、下水道には巨大な処理施設や道路内に下水管の埋設など、
コストが多くかかります。
都心部では当たり前のことですが、水田や田畑の広がる地方や、
山の中の場合、新たに家を建てるときに下水管ばかりが長くなってしまい、
とても割り高になってしまいます。
自治体の負担が多くなることになり、それらを解決するために、浄化槽を使い処理をします。
以前はトイレの汚物だけを浄化して、その他の生活排水は河川に流していましたが、
現在では、それらも処理する合併処理浄化槽を使用が義務付けられます。
新築時には金額の負担が発生しますが、自治体によっては助成金制度もあり、
利用すると半分位助成を受けることも出来ます。
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