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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
089 上水道の話
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普段何気なく使っている水道。
水道はどうやって運ばれるかご存知ですか?
私の住む小田原では、酒匂川という大きな川の下流に堰を設けて水をくみ上げ、
飲料水用に浄化して水道として使っています。
また、私の生まれた足柄山の金太郎のふもとの南足柄市という所では、
街のずっと上流、人が殆どいない清流から水を取り入れ、浄化して水道としています。
南足柄の水を飲んでしまうと、小田原の水は少し抵抗があります。
ところがこの小田原の水は、パイプによって横浜まで運ばれています。
今は厚木のダムによって横浜に供給されているようなので、
量は少ないとのことですが、足りないときには横浜の方にも飲まれているそうです。
この他には、地下水をくみ上げて町の飲料水としている町もあります。
水は人間に欠かせない生命の源です。
安全に安定して供給しなければならないので、その管理はしっかりしていなければなりません。
管理者は市や町、県、組合など様々です。
家を建てる際には、たいがい敷地に接する道路の中に水道(上水道)の管が埋設されています。
造成地を購入されたなら既に敷地内に水道管が埋設されていることでしょう。
都心部では当たり前のことですが、水田や田畑の広がる地方や、山の中の場合、
新たに家を建てるときに敷地前の道路には水道管が無い場合があります。
この場合、管理者に水道管を引いてもらうことになりますが、 工事自体を自費工事、
つまり建てる人が自腹で水道管を引いてこなければなりません。
山の中では、畑に水をまく目的で農家の人達が水道管を引いている場合があるので、
その際には組合に申請を出して許可をもらわなければなりません。
水道代も割高な場合もあります。
道路の水道管から宅地内に引く管には太さの違いがあります。
25年位前は直径13ミリの太さが中心でしたが、今は20ミリに太くなりました。
太くなるほど安定してたくさん供給できるわけです。
新築の場合は指定がなくても20ミリを使うのですが、増築や既存建物の建替えなどでそのまま13ミリ管を使うと、
水圧が弱いと2階で使う洗面所やトイレの水が少なくなってしまうこともあるので、要注意です。
あらかじめ水圧を測ってもらい安心しましょう。
ところで、どうして水道が勢いよく水が出るのでしょうか?
水は上から下に流れる性質を利用しているのです。
仕組みは簡単です。
山の高台などに、コンクリートで出来た巨大な円筒形の建物を見かけたことはありませんか?
あそこに一度水を貯めて勢いをつけるのです。
ジェットコースターの原理でしょうか?
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