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 別冊 すまいや倶楽部通信


 066 地下室の定義


これまで住宅の居室を地階に計画することは、衛生上の問題から原則として禁止され、
一般的にはあまり活用されなかった。
しかし、近年の室内環境維持の為の除湿、換気などに関する建築技術の著しい向上で、
快適な空間として利用することが可能になってきました。。

■緩和措置
土地の有効利用のための緩和処置も、近年

「建築物の地階で住宅の用途に供する部分については、
当該建築物の住宅の用途に供する部分の床面積の合計の1/3を限度として、容積率に参入しない」

という容積率の緩和が可能になり、第1種低層住居専用地域など建ぺい率50%容積率100%の場合は、
30坪の土地に対して1階床面積15坪2階床面積15坪の合計30坪の建物までが限度ですが、
地階を設けることにより地下を15坪まで増やすことができるようになります。

都内で土地が高く、敷地を少ししか買うことが出来ない狭小地などは便利な計画となります。


■採光
地階といえば部屋が地面の中にすっぽりかぶってしまうイメージですが、
地階の天井が地面の1m以下であれば地階ともみなしてくれるので、
計画次第では横から採光を得ることもできるのです。
公共建築物などの地階で見受けられる光を取り入れるためのからぼり(ドライエリア)は、
換気、採光をとるのに有効な形といえます。

■地階の扱い
開発分譲地など山や丘を切り崩して出来たひな壇状の宅地は道路面にRCの車庫があり、
宅地は階段を上がったところにあるのですがこの場合の車庫も地下の扱いになります。
車庫などは地下の壁が4面あるので3面が地面にもぐり1面が地上に露出しています。
計算で平均地盤面をだして2/3以上地下に埋まっていれば地階扱いになるのです。


■地下水の処理
地下の施工には地盤の耐力も大事なのですが、あまり一般の人に知られてないのが、地下水の処理です。
昔は井戸を利用していたのでなじみがあると思いますが。。。。。
地面は案外、水が流れているものなので掘削時に大量の地下水が出ることがあります。
地下水が出始めるとくみ上げるだけでもかなり大変な作業となり、工期に大きく響きます。
しかも地下水をくみ上げながら地下室の床の配筋や防水作業をしなければならないので
、まるでミニ青函トンネル作業員化します。
地盤が緩いと建物は沈むのですが、この地下水、すごい力がありまして、きちんと施工をしないと、
地下室を持ち上げてしまうのです。

なので施工費がかさむのも致し方ないのでしょうか。

■費用
ある方の首都近郊における地下室建築費のデータによると空調、照明、電気工事別で階段、内装仕上げ、
建具、換気除湿設備工事までして
坪単価が
  10坪で 120万円/坪
  15坪で 100万円/坪
  20坪で 90万円/坪
  30坪で 75万円/坪

位だそうです。


地下室憧れますね。

地下室もちろん造っています。

 
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