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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
060 建てるときも、住んでからもお金がかからない家づくり
No.9
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主婦の友社「はじめての家づくり」No.23で「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」を
書きました。
いよいよ残り3回を残すのみになりました。
建築費(イニシャルコスト)を抑えても、光熱費などのランニングコストがかかっては、
結局「高くつく家」ということになります。
ランニングコストを抑える為のノウハウをご紹介します。
「高温多湿の日本で耐久性の高い家にするためには」
日本は雨が多くて夏は高温多湿。
風も強いため、基礎や土台をしっかり支えないと、家が傾くなどして、大掛かりな補修が必要になってしまいます。
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地盤調査は7万円程度で受けられるので(湯山重行設計工房調べ)必ず行い、
軟弱な地盤であれば、地盤改良を行ったり、「杭基礎」にします。
ただし杭を打つとかなりの出費となるので要注意。
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杭を打つ必要が無い場合は、床下全体をコンクリートで固める「ベタ基礎」にします。
ベタ基礎は、部分的にコンクリートで固める「布基礎」より湿気に強く、地震に強いというメリットも。 |
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土台は、地面から40cm離すと、シロアリの被害が激減します。 |
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「軒はきちんと出して外壁を守り光熱費を減らす」
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前に述べたように、日本は雨が多いので、軒や庇をきちんと出さないと、
屋根と壁の継ぎ目から雨漏れしやすかったり、雨で外壁の汚れや傷みが早まります。 |
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直射日光も当たりやすくなる為、退色も早くすすみ、すぐに塗りなおさなければならなくなります。
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また、軒をきちんと出しておけば、雨の日でも、激しい降りでなければ窓を開けて風を通し、
自然換気が出来るので、光熱費を抑えることができ、住まいの耐久性も高まります。
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現代的なデザインの家では、軒を出さないことも多いですが、耐久性を高めてランニングコストを
抑える為には、なるべくきちんと軒やひさしを出すことをお奨めします。
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「耐久性の高い外壁材はウレタン塗装のサイディング」
外壁の種類は大きく2つに分かれ、ひとつはモルタルを塗ってその上に塗料を吹き付けたり、
左官屋さんがコテを使って塗る「塗り壁」の「湿式工法」。
もうひとつは、コンクリートを固めるなどしてつくった窯業系の「サイディング」を張る「乾式工法」です。 |
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湿式工法、乾式工法とも、それぞれいろいろな種類がありますが、中でも耐久性が高くておすすめなのは、
ウレタン塗装の処理を施してあるサイディングです。
これはアクリル塗装のものよりも長持ちするうえ、値段はそれほど変わりません。
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湿式工法は一般的に乾式方法より人件費がかかり、クラック(ひび)が入りやすかったり
(ただしヘアクラックといわれる、髪の毛程度の細いひび)、色も褪せやすいというデメリットがありますが、
味わい深い表情が魅力です。
その点にどうしてもこだわる人は、家の顔となるところに部分的に使うとよいでしょう。
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