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 別冊 すまいや倶楽部通信


 056 建てるときも、住んでからもお金がかからない家づくり No.5


主婦の友社「はじめての家づくり」No.23で「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」を
書きました。その内容を数回に分けて紹介させていただきます。


「広く出回っている材料を規格サイズのまま使用する」
外装、内装ともに目新しく変わった素材より、広く普及しているものを使うほうがコストを抑えられます。
普及品=量産品ということで単価がやすく、職人さんも使い慣れているため、
工事がスムーズにすすむというメリットも。
また素材にはそれぞれの規格のサイズがあるので、規格をなるべくそのまま生かす設計にすると、
材料の無駄が出ず、加工する手間も省ける為、コストダウンにつながります。
たとえば、壁の下地に用いる石膏ボードには3×8サイズ(90cm×240cm)のものがあるので、
天井高もこれに合わせて2m40cmにすると無駄がありません。
ドアなどの建具も、建具屋さんにオーダーせずに、一般に出回っている既製品を使うとコストを抑えられます。
最近は既製のドアもデザインが豊富になってきており、特注品に比べて見劣りしないので
特にこだわる部分のみ建具屋さんにつくってもらい、その他の部分は既製品を利用するとよいでしょう。

「それぞれの工務店のルートで安く入る材料を使用する」
それぞれの工務店ごとに、「この建材メーカーのものなら安く仕入れられる」というルートがあるので、
なるべくそのルートを使ってコストを抑えましょう。
特に大手建材メーカーのものが安く仕入れられる場合は、外装、内装材はもちろん、
建具やシステムキッチン、システムバスなどの設備機器まで1社で統一できるので、
あちこちのメーカーのものを使うより大きなコストダウンにつながります。
単体で見ると他のメーカーのほうが安い場合でも、搬入や取り付け費用まで考えると
結局高くなることも多いのです。

「自然素材にこだわってコストを抑えるには」
床に国産の木材を使用する場合、比較的安いのは杉です。
ただし、節があったり、床鳴りもするので、それは自然素材の特徴ととらえて楽しむくらいの気持ちで。
また、壁も同じ杉にすると一式で割安になる場合も。
壁も杉ではうるさいと感じるならば、和紙の壁紙や石膏ボードに水性ペンキで仕上げるのがローコスト。
漆喰や珪藻土はコストがかかるのでこだわるのであれば、家族がいる時間の長いリビングや、
健康に深く関わる寝室の壁などに絞るとよいでしょう。
いずれにしろ自然素材をもちいると坪単価65万円程度は必要です。
だからといって自然素材にこだわる人が部分的にしか使用しないと、建てた後で他の部分が気になって
後悔しがちなので、自分のこだわりがどの程度かを見極めましょう。


 
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