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 別冊 すまいや倶楽部通信


 050 採光、通風の工夫 2


空気の性質を知って、効率的な通風を効率的な通風を考えるためには、
まず空気の性質を知る必要があります。
風は、空気が冷たいところから暖かいところへ流れ込むときに起こります。
また、空気を移動させるには、かならず入口と出口が必要です。
さらに、入ってくる空気の量と出ていく量は同じですから、
入口と出口の大きさによって風のスピードが違ってきます。
したがって、窓をつくるときには入口は広く取り、出口を狭くすれば、出口のところで風のスピードが上がり、
通風効果が高まることになります。

また、空気は、床や天井、壁などに沿って動きやすいという性質をもっています。
したがって、窓の配置によっては無風の部分が多くなることもあるので注意してください。

間取りや建具の工夫も大切
通風を良くするためには、南側に広い開口部を設け、北側の開口部は最小限にとどめたほうがいい
といわれています。
しかし、廊下をはさんで南北に部屋が分かれる場合は空気の流れが途中でストップしてしまいます。
ドアの位置を考慮したり、ガラリ戸にしたり、地窓の採用や廊下にも窓を設けるなどして、
北側に風が抜けるように工夫しましょう。
また、地域によっては夏などは夜、北から南に向かって気持ちの良い風が吹いたりします。
この場合はセオリー通りではなく、よく風の通り道を考えて計画をされるとよいでしょう。

暖かい空気は高いところにたまるので、北側に高窓を設けると、夏の暑さを防止するのにも役立ちます。
階段室などの吹き抜けの上部に開閉できるトップライトを設ける方法も有効です。

換気に必要な開口面積の規制
建築基準法では、採光だけでなく、通風に関しても一定の面積の開口部を設けるように定めています。
それによると、人間一人が、快適で健康的に暮らしていくためには、一時間に約20立方メートルの新鮮空気
必要とされています。
従って、居室の開口部の面積は、その空間の床面積の20分の1以上にしなければならなっことになっています。
ちなみに、建築基準法でいう居室とは、
「居住、執務、作業、集会、娯楽そのたこれらの類する目的の為に継続的に使用する室」
のことを示します。


 
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