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 別冊 すまいや倶楽部通信


 046 「ゾーニング」について 1


家を建てるのに間取りをあれこれ考えるのは、本当に楽しいものです。
「まずは自分で考えてみたい」と思われるかたに、簡単なアドバイスをさせていただきます。

最初にするべきことは、家族で意見をまとめることです。
これを機会に生活スタイルや習慣など暮らしを見つめ直し、毎日の行動を考えると同時に、
ライフサイクルに合わせて将来どのような変化が見込まれるかも一緒に考えましょう。
このほか家具や衣類など所有しているものの量を把握して、きちんと納まるように計画することも大切です。

ゾーニングはステップを踏んで
家族の意見がまとまったら、住まい全体を用途によっていくつかのゾーンに分け、
それを廊下や階段などによってうまくつなげたり分けていきます。この動線計画も大きなポイントです。
大きくはパブリックゾーンとプライベートゾーン、プライベートゾーンと水周りを行き来しやすいように
考えてください。
基本的には、玄関ホールから廊下や階段によってすべての部屋につなげる形と、いったんリビングに入り、
そこから各個室などへ枝分かれする形に大別され、この2つをミックスした形もあります。
前者は各室の独立性を高めることが出来るのが利点ですが、階段がリビングの中にくることになり、
個室の独立性は低くなります。
このほか、立体的なつながりも大切ですが、これについては次回でふれることにして、
次に、建物のタイプ別に計画のポイントをご紹介しておきましょう。

平面計画の立てかた
平屋の場合
パブリックゾーンとプライベートゾーンを廊下や中庭などではっきり分けて配置すると、
それぞれに落ち着きがでます。
機能が平面的につながるのでのびのびとしますが、効率のよい動線計画が望まれます。
2階建ての場合
1階にパブリックスペース、2階にプライベートスペースというゾーニングが一般的な形です。
L、D、Kゾーンは、ぐるりとまわれるように2箇所に出入り口があると便利で、
プライベートゾーンは階段から各室へのスムーズな動線がポイントになります。
狭小敷地や密集地などで1階の日照条件が悪い場合は、
主に就寝の場になるプライベートスペースを1階にして、
2階をパブリックな空間にする上下逆転のプランが良いでしょう。
この場合、玄関も2階に設けるといったアプローチの工夫が暮らしやすさを高めます。
地下室付き2階建ての場合
地下室は、ドライエリアと呼ばれる採光と換気防湿等のための外部空間をつくれば
居室として使うこともできます
から、寝室やセカンドリビングにしてもよいでしょう。
構造上、遮音効果の高い空間となりますから、オーディオルームなどの騒音の心配がある部屋にも向きます。

ゾーニングの考え方は、通常の2階建てを基本に、地下はプラスアルファのフロアとして活用することを考えれば
よいとおもいます。
(次回につづきます。)


 
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