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 別冊 すまいや倶楽部通信


 029 食べる空間 1


今回は「食べる空間」キッチンダイニングです。

食べる空間であるダイニングは、それをつくるキッチンと密接な関係にあります。
キッチンは家事のキーステーションということから、洗濯などの家事全般を行うユーティリティーとの関係も
重要ですし、ダイニングはリビングルームと切り離して考えることは出来ません。
そこで、ここでは、食べる、つくるという行為の場を中心に、その周辺の空間とのつながりも含めて
考えていくことにしいたしましょう。

キッチンは独立型かオープン型
リビングルームとダイニング、キッチンの分離と融合の形は、
大別するとキッチンを独立させるかオープンにするかの2つの形になります。

独立型は調理に専念できること、舞台裏が見えず、落ち着いて食事が出来ることなどが利点ですが、
家族との対話が不足しがちで、疎外感を感じるという方もおります。
その点、オープン型は対話がしやすく、
目の離せない子供がいる家庭や家族が一緒に料理を楽しむような家庭には便利です。
広さも独立型より狭くてすみますが、調理の際の煙や匂いの処理、
食卓側の落ち着きを損ねないように内部を適当に隠すといった工夫が必要になります。
また、食器洗浄機の導入を考えた場合、洗浄音が大きく感じる場合があります。
食事後、家族がくつろいでいる時にこの音が気になることもありますので、すこしだけ注意しましょう。
スペースとの兼ね合いやライフスタイルなどを考慮して選ぶとよいでしょう。

機器の配置と選び方
1.レイアウト
キッチン内部のレイアウトにはI型、II型、L型、U型、アイランド型などがあります。
いずれの場合も、厨房機器を作業の手順に沿って並べることが大切です。
それぞれの機器は機能を優先して選びましょう。

2.ワークトップ
ワークトップの高さは身長に合わせて設定します。
15年位前は80cmが標準でしたが10年位前から85cmになりました。
身長が165cm以上になると90cmが使いやすいと評判です。
ワークトップの素材はステンレス、ポストフォーム板、人工大理石が代表的です。
ステンレスは熱に強く、耐久性が高く、シンクと一体に整形できるのでもっとも良く使われています。
陶器など固いものを落としてもバウンドすることで比較的に割れにいのも利点です。
キズが目立ちにくいものなど表面仕上げにもいろいろあります。
ポストフォームは熱に弱いという欠点を持っています。
機能的にもインテリア的にも優れているといわれているのは人工大理石ですが、
熱や傷に比較的弱く、他に比べてやや高価になります。

3.シンク
シンクは以前は一槽式と二槽式がありましたが、現在では一槽式が主流です。
その中でもシンクが大きなジャンボシンクが便利です。
以前の二槽シンクを合体させ、大きくしたものです。
シンク内に小シンクや水切りプレートなどを設置すると重宝します。

4.加熱器
加熱器は、火力の強いガスレンジが一般的ですが、最近はレンジ廻りの手入れが楽で火災の心配のいらない電気レンジの「IHクッキングヒーター」も人気が出てきました。
昔のものと比べ、格段に火力もあるので十分検討される価値はあります。

(次回に続きます)


 
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