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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
020 塗り替え
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新築当時から10年前後住んでくると、建物の外壁の色が褪せてきたり、交通量の多い道路沿いなどは
埃や排ガスなどでくすんできたりと汚れが目立ってくるものです。
最近はライフスタイルの多様化などで、楽しみながら家のメンテナンスが出来る時間が
取れにくくなってきています。
「メンテナンスがなるべくかからない家」
と言うお客様からのご要望も、結構聞かれるようになってきました。
外壁は用途、味わいによって大きくは2種類に分かれます。
モルタルを塗ってその上に塗料を吹き付けたり、左官屋さんがコテを使って塗る「塗り壁」の湿式工法と
コンクリート固めるなどして作った窯業系の「サイディング」と呼ばれる「乾式工法」です。
価格は両方ともピンきりです。
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利点 |
欠点 |
塗り壁 |
外壁が味わい深くなり、表情が豊かになる。
モルタル下地なので左官などで曲面が作りやすい。
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クラック(ひび)が入りやすい。
どちらかというと色が褪せやすい。
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サイディング |
クラック(ひび)が入りにくい。
表面の塗装によって耐用年数が長い。
手入れが楽。
遮音性が高い。
断熱効果も高い。
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無味乾燥な表情になりやすい。
レンガ調など安っぽく見える。
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またサイディングは表面の塗料によって耐用年数が違います。
接合部分のコーキングが、紫外線などで劣化して剥がれたりします。
これも塗り替え時に取り替えます。
湿式、乾式共メンテンスを楽にしたいのであれば、建物の庇を伸ばすのがお奨めです。
四季豊かな日本では台風、大風、夏の強い日差しなど、風、水、紫外線の攻撃にさらされるからです。
軒が短いとすぐ汚れますよ。
ご近所でぜひお確かめください。
ここまで書くと、
「なんだかサイディングのが圧倒的に良さそう。。」
と思われるかもしれませんが、塗り壁の豊かな表情はとっても魅力的です。
地震国なので必ずひびは入りますが。。
ひびといっても髪の毛程度のヘアークラックです。
私の場合、家の顔になる部分は表情豊かな塗り壁に、
耐久性を上げたり、メンテナンスを楽にしたい部分にはサイディングなどを使う、
などして張り分けています。
ご参考までに。
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