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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
004 このごろ増えてきた建築家のみなさん
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最近、少しでも自分のポジションを上げようと世間では肩書きを変化させてますね。
タレントが一回でもドラマに出れば「女優」、弁護士の大沢なんとかさんは必ず(元検事)とテロップに入れているし、
プロレスラーが「格闘家」、調理師が「料理家」、(やっぱり元祖は「吉野家」でしょうか。)
私の業界でも、随分と「建築家」が安売りされだしてきています。
本来「建築家」の定義とは、
1 実用性を満たすだけでなく美的感動を目標に建築を設計する人
2 建築士の資格をもっている人
3 自由で独立した立場で設計監理を唯一の職業としている人
この3つが満たされて、初めてライセンス・ド・アーキテクト(建築家)と呼ぶそうです。
設計事務所は、私の住む周辺だけでも200社あまりあります。
そのほとんどがハウスメーカーや不動産屋さんからの下請けで図面を書いたり、
建築確認申請を出すだけの業務をやったりで、生計を立てております。
ゼネコンとも上手に付き合い、マンションや店舗のお仕事をいただいて安定かつ高収入を得てきた
設計事務所も見てきました。
皆が住宅の設計をやっているわけではなくマンション専門の方もいれば、
公共建築物、店舗、改修専門の方もいます。
マンションは規模が大きく同じ間取りなので、比較的楽に高収入になるわけです。
今のが意匠設計を主体とした設計事務所です。
設計事務所はこの他にも建物の構造計算専門の構造設計や空調や
電気配線を書く専門の設備設計があります。
そこでとてもビックリしたことがありました。
欠陥住宅相談サイトがあったのですがそこで回答者として出ていた構造設計者
(そこではもちろん構造家と出ていた。)が、実はかつて自分が構造設計した鉄骨造の建物の梁が
たわんでしまって訴訟問題になり、敗訴で賠償責任が発生していたのでした。
こんな様に、昨日までゼネコンの下請けやっていた方や確認申請業務だけやっていた方がタケノコのように
今日からは「建築家」なのですぞ「おっほん!」と言い出してきているので少々、困ってしまいます。
もっとも、この「建築家」の定義には第4番目があって、それは「自分の夢を叶える人」なのです。
建築家の夢を叶えるために、自分の家が住みにくくなってはたまりませんよね。
住宅は住む人がいるのであって、その人の為の家だと思うのです。
かといって、言いなりに造るのではなくて、
住み人の叶えたいことを上手に咀嚼してかつ、ちょっとデザインする感じが良いと思うのです。。
「で、きみは誰なんだい」
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