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 『湘南のアトリエから』

written&photo by 江口征男

 11 気になる風景・・・scene9  「横浜トリエンナーレ」を観た

横浜トリエンナーレ2001年に次ぐ2回目の「横浜トリエンナーレ」を観てきました。
本来なら2004年に開かれるところですが、予算の問題でか今年になったようです。
国内外より約80名のアーティストの参加をえて、
全体テーマは「アートサーカス(日常からの跳躍)」です。
「鑑賞者が単に展覧会を見るという従来的スタイルを脱し、
見る側と見せる側の垣根を越え、アートの制作現場に立会い、
作品を体験するダイアローグ的な展示を試みます。」
公式ホームページより)

しかし、せっかくの親密な展示のわりには、旧態依然の“写真撮影禁止”はとても残念。

横浜トリエンナーレ

ぼくが気になった作品(メイン会場)。
10.チェン・ゼン 12.ティディエ・クールボ 19.ショーン・グラッドウェル 20.インゴ・ギュンター
34.トニーコ・レモス・アウアッド 35.ロングマーチ 39.イングリッド・ムワンギ 49.ロビン・ロード
51.ミハエル・サイルストルファー 63.クレイグ・ウォルシュ    
そして会場内のそこここに配置された三脚を使った作品69.屋代敏博。

そばにいたオジサンが「さっぱりわからん」と喋っていましたが、
好きか嫌いか、面白いか面白くないか、でいいんじゃないんだろうか。
コンテンポラリーアートってやつは。
というわけで、ぼくは結構楽しみました。

12月18日まで、横浜山下町の山下ふ頭倉庫がメイン会場です。

横浜トリエンナーレ
横浜トリエンナーレ


開催2日目の9月29日に催された開催記念の国際シンポジウム
「展覧会とはなにか-空間と意志/Exhibition-A Willing Space?」(会場:横浜シンポジア)は、
過去に参加したシンポジウムのなかでも出色でした。
トリエンナーレの総合プロデューサー川俣正の司会で、中原祐介、ケン・ライム、
アラナ・ハイス、ジョナサン・ワトキンズが参加。
キュレーター経験をもつアーチストが2名、ギャラリーディレクターが2名、美術評論家1名、
そしてフロアに美術史家、アート・ドキュメンタリストが各1名という構成。
本音のトークがとても刺激的でしたが、なかでも陽気なおばさんアラナ・ハイスの発言
「悪いアーチスト(BAD ARTIST)が優れた作品をつくる」がフロアの笑いを誘いました。

それって、建築家にも言えるんじゃあないかと、建築家たちの顔が浮かびました。
でも、BAD ARCHITECTで下手な人もいるし、GOOD且つ優秀な人もいるよなあ。
純粋アートと違って、(少なくとも)クライアントに対してはBADでいたら仕事がこない
というのが建築家の世界。つらい!ハハ。

撮影禁止のため、写真は山下公園内のゲートだけでご容赦のほど。

                            (05/11/08)


 
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