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 『家づくりの会 連載コラム』


 052  住宅なんでもQ&A(第21回)

濱田昭夫/TAC濱田建築設計事務所

Q. 実家の母屋の隣に空いた土地があり、新築を考えています。
高齢の両親 が住む母屋との関係や、周りに使われていない曖昧な土地があり、これを機に
敷地内の全体をどのようにしたら良いか何かアドバイスがあれば教えて下さい。

A.
数代に渡り、受け継がれ続けた土地に見られる実例です。
環境や社会、世代交代の変化の中、変わる事と変わらない事で、何をどう生かして、どう守るか、
貴重な土地にも関わらず、機能されずに曖昧になったまま放置される事が多くあります。

如何にして再生するか、工夫と設計の手が新たに加えられ、
その事で、同じ敷地環境が全く新しく生まれ変わるような計画にする事が重要です。

一番避けなければいけない事は、単に当面の問題を解決する為の場当たり的な対処や
業者に乗せられ進むものではありません。

手続き
手続きに関して注意する事は、空いた土地について、分筆されるのか、あるいはそのまま旧敷地内に建てるか、
確認申請上対象敷地とし、空いた土地を区切って申請する必要があります。
一戸建ての住宅の場合に限って、同一の敷地内の住まいはひとつに限ります。
特に設備については、ひとつの敷地に対して一ヶ所の水道の引き込みとメーターを設置することになります。
電気ガスも同様にメーターが一ヶ所が原則ですので。
全体計画の中で十分に考慮を入れた計画をする事です。

旧家屋
旧家屋については、耐久性と耐用性両面からみる必要があります。
まず、主構造が大丈夫か構造的に調べ、両親の年齢に対応した機能となっているか等で判断が分かれます。
既存建物を生かした計画は、相互の平面的な機能との関係はもとより、
屋根の現状や棟向きが新築の建物の外観に大きく関係してきます。

敷地と建物・外構(庭)
敷地と建物・外構(庭)は一体に考えることが基本です。
敷地を巡る塀、外構(庭)と建物の外観とその形、屋根……それらの素材やカラーが相互に馴染み合って、
つり合い、はじめてひとつの風景・景観として生み出されます。
敷地と道路との関係、また敷地内へのアクセス・動線計画、車庫/車自転車、サービス・勝手、
メーター/水道電気ガス設備、バックヤード、倉庫、玄関・出入口とポーチ、
これらが敷地の中で建物と仲良く調和しなければなりません。

家づくりにおける間取りの計画と同じように、建物を含めた敷地の計画・デザインをすることが、
敷地の大小を問わず家づくりで重要な所で、その事が敷地全体をバランスの取れたものにします。


濱田昭夫/TAC濱田建築設計事務所
NPO法人 家づくりの会も20数年経ち、走り続けています。
我が家も建て替えてすでに19年目になります。
程良いつやと共に相も変わらず暮らしています。


 
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