  建築家のコラム
『家づくりの会 連載コラム』
039-1 住宅なんでもQ&A(第14回)
施主支給品について 前編
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Q. 限られた予算の中での家づくり、自分なりにできることはないか考えています。
その中の一つですが、雑誌等で知り合いの方の便宜によって材料を安く手に入れたとか、
工事ができたという話が掲載されています。具体的にはどのような方法を取っているのでしょうか。
かなり自分で動かなければならないのでしょうか。
また、どのような物があるのか教えていただきたいのですが‥‥。
A.御質問の内容は、いわゆる施主支給品となる品目と施主の動き方についてだと思います。
一口に支給品と言いましても、施工上、本体工事とある程度切り離してできることと、
密接に絡んでくることと、大きく2種類あります。
また、単に安いからというよりも、どうしても使いたい物として自分で手に入れて支給品とする物もあるでしょう。
ドアノブや衛生陶器関係の物、照明器具等、インターネット等で個人で手に入れられますし、
実際そのような例もあります。
しかし住宅設計は、多種多様な要素が絡み合いながら精神性から機能性まで考慮した中で、
トータルに造るものです。部品や物が優先されることのないように注意する必要があります。
本体工事とある程度切り離してできる例として、空調工事やシステムキッチン工事があります。
知り合いの方に依頼する場合や御自身がその関係にある方で別発注にする場合も、
設計段階では切り離せません。
空調関係は、どこに設けるか、隠蔽にするのか露出にするのか、予算・機能・デザイン面から決定していきます。
その上で配管・取付け工事までを本体工事と別に見積りをし、全体の予算が合えば発注します。
支払いは建主さん自身がその工事会社に直接行ないます。
システムキッチンも同様に、設計段階で建主さんのライフスタイルや建物全体の構成から、
スタイル・仕様・機能性を決定した上で別発注となります。
どちらの場合も、施工するに当たっては現場の進行状況に合わせて、
また他の工事との納まり・配線・配管等のすり合わせが重要になります。
通常は請負業者が責任を持って、その段取り・手配を行ないますが、
別発注の場合は請負外のことになるので、ある程度設計事務所が間に入って調整することになり、
それに対応してくれる業者の理解を得ておくことも大事です。
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