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『家づくりの会 連載コラム』
038 気候がおかしい、住まいは・・・ その1
……パワーアップしている自然エネルギーを再認識して……
植木 秀視/植木設計事務所
2004年の夏、わが家のアロエやサボテンがベランダでツヤツヤと元気だ。
今まで咲かなかったサボテンが、酷暑の中で4回もアイボリー色の妖艶な花を咲かせた。
このところ地球的世界規模のようであるが、日本列島周辺でも気候がおかしい。
いままでは夏台風や秋台風のコースはある程度一定していた。
それが、2004年は春から台風が列島を直撃した。
2004年は早くも6つ(9月6日現在)もの台風が来襲。それも列島縦断の経路をたどった。
気象庁は2004年の梅雨は平年型と言っていた。
ところが大外れ、関東は空梅雨模様、西の方と東北北陸地域では豪雨となり、大洪水を引き起こした。
そして夏、やはり気象庁は、2003年は冷夏だったが、2004年は例年通りいつもの暑い夏になると言っていた。
これも当たらずも遠からずだが、暑さを通り越して猛暑酷暑となった。
太平洋高気圧が大きく強く張り出してきたことが理由のようだが……。
日本は気候の四季がはっきりあり、温暖な地域と言われ穏やかな暮らしをし続けてきたが、
東南アジア地域のモンスーン気候そのものになってきたようだ。
この関東に限って言えば、かつて冬の一月二月は氷が張り霜柱が立った。
春は霞がたなびき爽やかな五月晴れがあり、夏は青空に入道雲が立ち、確実に夕立があり涼しさを感じた。
秋、天高く絹雲が広がり、木々はまさしく色とりどりの紅葉を成し、
そしてもう一つの季節、梅雨は、シトシト降る雨とその中で鳴くアマガエルの鳴き声とが調和していた。
まさに溢れるように四季や五季の季節が確かについこの間まではあった。
それはどこに行ってしまったのだろうか。
地球の気まぐれな一時的現象であればいいのだが……。
2004年の夏、近くの公園でアブラゼミ、ミンミンゼミのジージージー、ミーンミーンミーンの鳴き声を
うるさくも愛らしく思いながら聞いていたところ、ガシャガシャ、シャカシャカと大音量がしてきた。
昆虫少年時代の記憶では、この鳴き声の蝉は本州以西に多く分布しているクマ蝉と昆虫図鑑に出ていたと思う。
ついにこの浦和にまでが進出してきたのだろうか。
つづく
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