  建築家のコラム
『家づくりの会 連載コラム』
023 住宅なんでもQ&A(第06回)
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回答者:山本ミヤ子/一葉建築アトリエ |
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Q.「一人暮らしの母親と資金を出し合って、戸建住宅に住み替える予定ですが、
土地探しから相談に乗っていただけますか? 相談費用はどうなりますか?」
不動産購入は一生の大仕事。多大な費用もかかりますので失敗は出来ませんね。
専門的な知識も必要ですので気軽に御相談ください。
相談料は簡単な電話相談にはかかりませんが、現地調査やお役所の事前調査など行く場合には、
日当程度は必要です。
Q.「建築条件付きの土地や、建て売り住宅の物件が多いのですがどう違うのでしょうか。」
建築条件付きは、土地代金と建築業者が決まっていて、建主さんの希望に添 いながら間取りや仕上材を
決めていく方法で、建築費用は当初は決まっていません。どんな建築業者か分からないのが不安ですね。
建て売り住宅は当初から間取りや外観仕上など決めてあり、価格も建物込みで表示されています。
工事内容が確認出来ないのが心配です。
Q.「この辺は木造3階建ての物件が多いのですが、テレビなどで欠陥住宅の怖さが
指摘されていましたが、どんなところに注意すればいいのでしょうか?
監理者のいない木造3階建てほど恐ろしいものはありません。
2階建てに3 階を乗せただけの工事現場を見ますが、とんでもないことです。
高さが高くなるほど、地震や風の影響を強く受けるので、構造の強度が必要です。
設計には二通りの方法があります。
簡易構造設計と言い、平面計画や構造部材が決まりの範囲であれば、構造計算はいらない方法、
もう一つは間取りや構造部材を自由にし、個別の構造計算で安全性を確認する方法です。
狭い敷地や変化のある設計には構造計算が欠かせません。
昨年の建築基準法 改正では木造3階建の中間検査が義務づけられましたので、
検査済み証を取得出来るかを聞くのも一つの方法ですね。
ただお役所の検査は筋違などの耐力壁と補強金物の箇所のチェックなどだけですので、
やはりしっかりした設計監理者に依頼したいものです。
Q.「木造2階建てと違う規制などありますか?」
まず準防火地域での規制が厳しい事。
準防火地域は大概建築密集地ですので、火災に対する防火性が重視されます。
自分の家の火は隣に移さない、近所の火は貰わない、などの方法が細かく定められています。
そのために窓などの開口部も計算により一定以上多くはとれなかったり、
敷地境界から1m以下の場所の窓は嵌殺しにするなど自由になりませんし、
現在は共同住宅は認められていません。
Q.「そうなると木造3階建ての良い点は何でしょう?」
まず建物自体の重さが軽いので、弱い地盤でも影響が少ない。
比較的コスト が安い。
12cm以上の柱梁なら露出できるので、木肌を楽しめるなど良い点も多いのです。
Q.「ありがとうございました。
土地だけの物件を探しますので、これはというものがありましたら相談に乗ってください。」
良い物件は迅速性が大切ですし、売れ残っているものには必ず問題点があります。
結論を急がされるのには注意が必要です。
アドバイスを受けながら納得のいく家づくりを目指してください。
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