  建築家のコラム
『家づくりの会 連載コラム』
015 住宅なんでもQ&A(第02回)
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回答者:川崎君子/川崎君子建築事務所 |
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Q. 建て替えを考えていたのですが、リフォームがブームのようでテレビなどの情報を見ると、
リフォームにも心を動かされます。
どちらにするか判断基準となるものを教えて下さい。
A.建て替えかリフォームか、あなたが迷っているのでしたらリフォームです!
あちこち傷みが激しいし、何となく使いにくい今の家に全く未練は無いと言うのでしたら、迷う余地は有りませんね。
ただ、あちこち傷んでいても、どんなに住みにくくても、周囲に少しスペースがあって、
多少の増築や思い切った間取りの変更が許されるのでしたら、
建て替えでなくても、立派に、且つドラマチックに生まれ変わらせることが出来ます。
例えば、ごく最近完成した私の仕事のS邸を例にとります。
水廻りの土台や床が腐ってしまった。北側の台所を明るい位置に欲しい。
中廊下が暗く風通しが悪い。南側の部屋も何となく暗い。庇が高く短いので夏暑い。
膝が悪くなったので、畳の部屋を板床にして床暖房にしたい。
玄関をすっきりと落着いた雰囲気に。
泥付き野菜を置く場所があったらいい。
お客様がゆっくり出来るような家に。
数年後同居予定の母上の個室を確保したい。
防犯をしっかりしたい。
構造的な補強も必要。
そして何よりも老後に向けて心豊かに過ごせる家にしたい。
……実は、これらすべての要望を改築(面積35坪)と 3.8坪の増築で実現することが出来たのです。
壊す必要のあるところだけ改築し、例えば手を入れない部屋を納戸にする、これはとても合理的ですね。
新築の納戸に二度と使わないような物を納めることには抵抗があります。
又、解体で出すごみの量を最小限にすることも大事です。
増改築の可能性とメリットはたくさんあると思います。
判断基準としては、シロアリや腐りの範囲と程度の問題。
元の家への愛着。
又、外観まで全く変えたいかどうか?
このようなところですが……
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