すまいと トップページへ
建築家登録
エスクロークラブ登録
メールマガジン登録
資料請求  お問い合わせ  会社案内  サイトマップ  サイト内検索 by Google
つなぎ融資不要の住宅ローン『すまいと MONEY PLAN 』 エスクロークラブ 住宅ローンAtoZ 建築家 コラム&取材 コミュニティ
 
コラム&取材   トップページ >> コラム&取材 >> 建築家コラム >> 家づくりの会 連載コラム  
 家づくり体験コラム
 建築家コラム
 各業界コラム
 建築家取材
 現場取材
 

 建築家のコラム


 『家づくりの会 連載コラム』


 009 開放的な間取りの家 その1

浦岡健志/浦岡健志設計室

家の中にあるといいもの。皆さんはどんなことを考えますか?
人の感覚はそれこそ千差万別ですから、一概に「これ」とはなかなか言えません。
しかし、感覚を少しだけ離れて客観的に考えると、「あるといいもの」を結構言いやすくなります。

今回は、多くの人が、「あるといいな」と考えるであろう、開放的な雰囲気、といったことについて、
昨今の家づくりが向かいやすい傾向や、私たちの父母、祖父母の時代との家族や社会の違い、
なども交えて考えてみましょう。

開放的な家、風や目線、光が抜ける家。
こんな言葉が、よく雑誌の誌面を賑わせています。
建築家も、こんな家をよくつくります。
そして、みなさんも、こんな家に住みたいとお考えになることがあるでしょう。
程度の差はあるにせよ、家に伸び伸びとした開放性が「あるといい」、という考えは正しいと私は思います。
そして、ふと考えさせられます。
そんなに皆が切望しなければならない程、開放的な家をつくるのは難しいのでしょうか。
なぜ、私達は、開放的な家に魅力を感じるのでしょう。

今の家の大抵の部屋には、きめ細かく名前があります。
居間、食堂、台所、寝室、子供部屋、予備室、客間、プレイルーム、細かく挙げて行けばきりが無いくらいです。
昔はそれほどではありませんでした。
昔、と言っても、そんなに大昔ではなく、
せいぜい戦後間もない頃までは、家の中の使われ方は今と比べてかなり曖昧でした。

その頃までの家は、私の世代(30代…私は残念ながらもうすぐ年代更改)にとっては、
祖父母の家のイメージになりますが、畳の部屋がふすまを介してつながっていて、南側に縁側があって、
という家です。
子供心ながらに、「 放的な気持ちよい家だな」と思いました。
もちろん子供ですから、古くさい家だな、とか、僕のうちの方が新しくてかっこよいな、
という気持ちの方が勝っていましたが、今振り返ってみると、ああいう家に対して、開放的な家、
という感覚の原体験があったように私は思います。

畳の部屋の外に広縁があって、その向こうに庭の雑木が見える。
横を向けば、開いたふすまの向こうに別の部屋があって、その向こうにやはり広縁があって、
そのまた向こうには空が見える。どんどん目線が遠くへ抜けていって、行った先には緑や光が見える……。
勿論その家は良いことばかりではなかったはずです。
断熱性や構造強度、といった技術的な面における劣勢は言わずもがなですし、
これだけそこらじゅうに目線や音が抜ける家ですから、部屋としての独立性はあまり期待できず、
家の中でどこでだれが何をするか、ということも、かなり不明確だったでしょう。
(つづく)


 
Copyright © 2000-2008 Japan Housing Waranty co.,ltd. All Rights Reserved.   | 著作権 | リンク | 免責事項 | お問い合わせ |