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だまってられない!『辛口e時評』
067 請負代金内訳書とは・・・建築主をナメたようなすっぺらなものではありません
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒
↑降圧剤↑=怒 ↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス
前回は、建築主に不利な「工事請負契約書」について書きましたが、今回は『請負代金内訳書』です。
「民間連合協定・工事請負契約約款」の第4条には次のように書かれています。
[ 第4条 請負代金内訳書・工程表
乙(請負者)は、この契約を結んだのちすみやかに請負代金内訳書(以下「内訳書」という。)
および工程表を、丙(監理者)に提出してその承認をうける。]
ここで、ハウスメーカーはハタと困ります。
“名目だけ”の監理者とはいえ社員ですから、「承認をうける」ってのも変ですね。
おまけに、[ 第5条 一括下請負・一括委任の禁止 ]、[ 第9条 監理者 ]というのもあります。
9条では、監理者が甲(建築主)から委任を受ける立場であることと、行う業務も記されています。
これではハウスメーカーにとって極めて都合が悪いわけです。
それでこの契約書でなく、自社に都合のよいものを使うのでしょう。
で、義務づけられないから内訳書も提示しない、となります。
普通、数枚程度の見積書(内訳とはとても言えないシロモノ)で済ましているようです。
「民間連合協定・工事請負契約約款」を使って契約する工務店の“正しい”見積書(内訳書)は
50ページ以上のものです。
第4条では、「契約後に提出」としていますが、契約書に添付することも多く、
それははじめから建築主に提示しているからこそ、設計者のチェックもうけることができて、受注につながるのです。
写真は、相見積りで提出された“信頼に足る工務店”の全61頁からなる見積書です。
消してありますが備考欄には、設計者の細かいチェックが入っています。
このような見積書をつくってもらうには、しっかり描かれた設計図書がそろっていることが前提です。
そしてなによりも、設計監理者が説明責任を果たすという姿勢を持っていることが重要です。
ハウスメーカーも建築主に対してもっともっと情報開示をしてほしいものです。
そんなことやってたら儲かるわけないって?
そりゃあそうだ。設計図もいっぱい描かなければならないものね。
(2004.10.01)
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