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だまってられない!『辛口e時評』
063 耐震診断と耐震リフォーム その2・・・耐震診断は有効か
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒
↑降圧剤↑=怒
↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス
地方自治体から補助のでる耐震診断が、81年5月31日以前に着工された木造建築を対象にしているのは、
それ以降は基準が厳しくなったから耐震性は改善されているはずだという理屈でしょうが、
それはすべての建築が法律を守ってつくられていればの話。
しかし、接合部金物の不足やずさんな施工を不問にしながら(確認しない、あるいはできない)、
耐力壁や金具を追加しているのが現在行われている多くの耐震補強と言えるでしょう。
柱を基礎に緊結する金具を増設しても、鉄筋の入っていない(強度の低い)基礎が相手では
あまり効果は期待できませんし、地盤が悪ければ上部構造にどのような補強をしても
耐震性はあまり改善されないでしょう。
木造建築の耐震の考え方は、壁をバランスよく配置することが基本です。
1階の壁を固め、2階の壁を固め、基礎(床下ではない)をしっかりつくることです。
阪神淡路大震災で1、2階がつぶれ、屋根がそのまま落下している例が多いことをみれば、
屋根裏や床下の“耐震工事”はほとんど意味がないことがわかります。
トラブルが多発している、屋根裏や床下だけの小1時間ですませる“無料”耐震診断と、
数時間ですませる“高額”耐震工事は建築耐震技術のルールから逸脱しています。
しかし、そんな診断をする“耐震シンダンシ”という名の営業マンは、その場でアタッシュケースから
いきなり見積り書を提出するそうです。普通、見積りは会社に帰って図面を書いて、数量を拾い、金額を出し、
上司のチェックを受けてはじめて客に提出するものです。
その場で出せる見積り書がどれほど杜撰なものかは判りそうなものですが、
人の良い被害者は結構騙されてしまうようです。
「今日契約していただけるなら」と、いきなり一割ぐらいの値引きサービスを提示してその気にさせます。
客が現金で払えるといっても、無理矢理ローン契約をかませて、契約解除がやりにくいようにします。
そんな無意味かつ、いいかげんな工事でも200万円ぐらいというボロイ商売です。
冷静に判断すれば一桁安くてもよさそうな代物。
それも、効果があっての話です。
しかし、ひっかかる一人暮らしの高齢者が多いという現実があります。
かつての○○商事や××商事を思いおこさせます。
リフォーム詐欺商法にはくれぐれもご注意ください。
とくに、独り住まいの高齢者が身内におられる方は声をかけてあげてください。
「その日の契約はしないで,必ずまわりに相談するように」と。
(2004.06.01)
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