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だまってられない!『辛口e時評』
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だまってられない!『辛口e時評』
060 「建築馬鹿の壁」か・な?・・・建築士会が「専攻建築士制度」を推進する理由がわかった
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒
↑降圧剤↑=怒
↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス
新製品の情報については、一般のかたのほうが詳しく、専門家がほとんど知らないものがあります。
建材や建築設備機器のなかには、専門家の厳しい目を忌避するかのように直接消費者(だけ?)に向けて
発信しているメーカーがあるのもひとつの理由です。
また、専門分野の情報の量(分母)は膨大ですが、専門家はその情報の洪水の中から
使える情報だけをストックし、価値のないものはどんどん“捨てて”いきます。
その選択には経験による目利きが必要ですが、最初に書いたような商品は、
たいていの場合“捨てられる”情報です。
これがもうひとつの理由です。
しかし、拾いあげる情報と廃棄する情報の選別は、かならずしも適切にされていないかもしれません。
というのは・・・
さきごろ、建築技術者の3人に2人が読んでいる(ホームページより)
建築情報誌 「日経アーキテクチュア」誌に、「建築カタカナ語・略語」の
理解度に関する読者調査結果が掲載されていました。
この雑誌はABC調査によると読者約5万人の部数(建築雑誌の第1位)を
ほこる隔週刊の専門誌です。
調査結果によれば、建築関連の用語36項目に対する平均理解度は
44%という低さでした。
実務者とはいえ、専門分野以外の広い分野を横断して
すべてを理解していることは極めて困難なことです。
しかし、建築設計者の比率はかなり高い雑誌です。
そんな読者の理解度としては大変おそまつな結果でした。
シックハウスや化学物質過敏症が社会問題化しているこの時代に、
ホルムアルデヒドの放散度を示す記号「F☆☆☆☆」の理解度が59%、
総揮発性有機化合物を表す「TVOC」にいたってはたったの18%です。
また、欠陥建築に関しては、アメリカの制度とはいえ建築検査官を示す
「インスペクター」が19%というのもいただけません。
とっくに一般用語にもなっていたはずの「バリアフリー」を
理解していない人がなんと2%も存在することにはあきれてしまいました。
これは『建築バカの壁』というのでしょうか、それとも・・・
建築士会が、「専攻建築士制度」と「CPD」(辛口e時評No.59)の推進に
やっきになるのも、さもありなんと思いました。
「設計専攻建築士」ならまさかこんなことはないでしょうね。
(2004.03.01)
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