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 だまってられない!『辛口e時評』

 034 建築家の自由」という論文・・・あらためて責任の重さを感じます


[筆者・降圧剤 今回の血圧]↑↑降圧剤↑↑=激怒 ↑降圧剤↑=怒 ↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス

(社)日本建築家協会の機関誌『JIA News』に掲載された、元会長の鬼頭梓さんの論文です。
長文ですが1部を引用します。

前略…
典型的で古典的なプロフェッションは聖職者、医者、法律家(弁護士)であり、
近代社会になってこれに建築家や公認会計士が加わったといわれているのですが、
プロフェッションに当たる日本語がないことが示しているように、
その明確な概念を欠いたままの日本では、
プロフェッションと呼ばれる職業と普通の職業とはどこがどう違うのか、
何故プロフェッションと呼ばれるのか、そこから考え直さなくてはならないでしょう。 
…中略…
医者であれ弁護士であれ、また建築家であれ、
クライアントと社会全体の利益に大きくかかわる仕事に従事している職業者は、
その業務においてつねに自分の利益より依頼者の利益を優先させ、
社会公共の利益を優先させて考えることのできる者でなくてはなりません。

そうでないと依頼者と社会とが大変な迷惑をこうむることになります。
…後略
(このあとにつづけて、建築家を含む専門家の倫理観にふれています。)

なんど読み返しても、胸が熱くなります。

この論文は、「プロフェッションの基本」「プロフェッショナルとしての建築家」「デザインの自由」という構成で、
「おわりに」では、マルティン・ルターの『キリスト者の自由』から引用しながら「建築家の自由」を説いています。

鬼頭梓さんは、後輩達から精神的支柱として尊敬されている建築家です。
建築家協会の機関誌に載った論文なのですが、一般の方に建築家の心情を理解していただくための
お役にたつのではないかと考え、紹介させていただきました。

原文に興味を持たれた方は、(社)日本建築家協会JIAのサイトで、「CPDインフォメーション」をクリック、
CPDプログラムのページで「JIA News CPDシリーズ」をクリックし、
「2002年05月:建築家の自由」をお読みください。

なお、CPDとはContinuing of Professional Development(建築家のための)継続職能研修の略称です。
専門家は、たえまぬ学習をし続けなければならないとするプログラムです。

(2002.09.01)


 
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