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だまってられない!『辛口e時評』
032 品質管理と第三者認証機関 おいしいビジネスチャンス?・・・おいしいビジネスチャンス?
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒
↑降圧剤↑=怒
↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス
1960年頃から、全社的な品質管理のシステムTQC(Total Quality Control)が盛んになり、
デミング賞がもてはやされました。
その後、TQM(Total Quality Management)に変りましたが、この企業内部のシステムは、
消費者には見えませんでした。
一方、非政府団体の国際標準化機構ISO(International Organization forStandardization)では、
1987に品質マネジメントシステムの国際規格としてISO9000シリーズをつくりました。
国ごとの技術的障害の排除に有効なため、92年のEC市場統合を契機に普及しはじめました。
世界共通の規格としてつくられたISO9000は、企業内部だけのTQCとは異なり、
『顧客が要求する製品やサービスを提供するため』のものだといわれます。
最近、中小の建設会社でも取得するところが増えています。
しかし、一方では講習会や研究会に参加しながらも、
「認証の取得は、コンサル会社と認証機関の利益にしかならないのでは」
と導入を躊躇している会社も少なくないようなのです。
ISO9001はいったん認証を取得してからが大変だと言われています。
半年ごとに繰り返される審査に通らないと認証を維持できないので、
技術者が書類の作成に追われて現場の実務がおろそかになるという本末転倒に陥るなど、
運用でつまづくこともあるようです。
デミング賞全盛のころ、データの収集と分析に追われていたという現場担当者の苦い体験談も聞きます。
『顧客満足度』という耳障りの良い言葉でコンサル会社は企業に取得をすすめ、
企業は(内心では宣伝の道具にと思いながら)取得に走る。
品質管理や品質保証の確立が顧客満足度を向上させるのは確かですが、
形をとりつくろった“イメージだけの”顧客満足ではこまります。
企業が規格に適合しているかいないかを審査するのは“民間の”第三者認証機関ですが、
この審査自体もニュービジネスになっています。
株式会社に混じって、国土交通省関係の財団“数社”が、しっかりとポジションを確保しています。
『顧客(消費者)のためのシステム』のはずですが、いつのまにか“商売”がハバをきかせるのですね。
性能表示制度や住宅完成保証制度等でも、天下りビジネスが活躍しています。
(2002.08.01)
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