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 だまってられない!『辛口e時評』

 027 うのみにしないで『坪単価』・・・結構いいかげんなものなんです


[筆者・降圧剤 今回の血圧]↑↑降圧剤↑↑=激怒 ↑降圧剤↑=怒 ↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス

住宅雑誌やTVでは『坪単価』がとりあげられ、住宅業界も『坪○○万円』をアピールします。
しかし、「モデルハウスと同じ間取りと設備なら総額○○万円」というならともかく、
「(規模が異なっても)このタイプは坪○○万円」というのは、まやかしです。
それは、「坪○○万円かかる」というのでなく、「坪○○万円に(無理矢理、あるいは楽々)納める」
というだけのことで、ドンブリ勘定を白状しているようなもの。
プランや規模が違って、坪単価が同じはずはないからです。
同じ仕様でつくってもスケールメリットがはたらき、20坪より40坪の家の坪単価はずっと安くあがります。

また、世間で言われている『坪単価』には共通の基準がありません。
冷暖房が含まれていないのは当然として、
造り付け家具、カーテン、給排水など設備工事の建物から道路までの接続、
門やフェンスなどの外構工事も普通は別途費用です。

照明器具が入っていないことも多いようです。
予算は、トータルで考えないと思わぬ出費がかさみます。
どこまで含まれているのかは、しつこいくらいに図面と見積書で確認しなければなりません。
いずれにしても、建築のコストは、コストパフォーマンスを抜きにしては語れません。
どんなに低価格でも品質が低ければ決してお買得ではありませんし、逆にお得な高価格もあります。

そして、雑誌などに載っている工事費もあんがいあてにならないものなのです。
人の目(税務署?)を気にして控えめに公表したり、見栄を張って高めに言ったり、
ローコストをひけめに感じる建築主もいれば、自慢したい人もいます。

なにより、坪単価がいくらかよりも総額がどのくらいなのかが重要です。
住宅メーカー頼むことは、見積りに競争原理が働くことを放棄することです。
数社に競争させてから1社に絞ったつもりでも、
1つの設計図(同じ仕様)で比較しなければほとんど意味がないからです。

(2002.05.15)


 
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