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だまってられない!『辛口e時評』
020 気になる建築用語・・・その3”デザイン” 深い意味を含んでいます
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒 ↑降圧剤↑=怒 ↑降圧剤↓=平常心
↓降圧剤↓=リラックス
建築家が使う“デザイン”と、一般に使われる“デザイン”という言葉には、かなり隔たりがあるようです。
世間では、“デザイン”は表面的な形や色を決めること(だけ)であり、
一方“設計”とは製図することで、形の美しさなどを考えることとは
あまり関係がない作業だと思っているようにみえます。
しかし、“design”を和訳すると“設計”です。
“デザイン”は、学際的な観点から広い分野を通して、計画力、企画力、
直感力、表現力等をささえにしながら、モノの造形を考えることです。
建築家は“デザイン”という言葉を、
建築設計全般のなかで、
構造設計や設備設計などのいわゆる
エンジニアリング分野と対比する
“(意匠)設計”という意味で使っています。
とはいえ、その“デザイン”の中には、意匠や建築計画だけでなく、
コストの配分や法規、施工技術などを検討することも含んでいます。
そして、意匠設計は建築設計全般を統合する立場にありますから、
エンジニアリングを含めて総合的に判断し、選択し、コントロールしているのです。
室内のデザインにしぼって考えてみても、
美しく快適な空間を創るために天井や壁の形を決め、素材を選び、質感や色彩を選ぶのであって、
単なる建材のコーディネートをしているわけではありません。
壁紙やカーペットを選択することがデザインではないのです。
素人である建築主と、専門家である建築家の言葉の使い方に隔たりがあったっていいじゃないかと
思われるかもしれませんが、重要な部分のニュアンスが正確に伝わらないのでは、
説明責任を果たすことができません。
なによりも、想像力をもって建築主や建築を使う人へ思いをいたすことこそが
設計(デザイン)の原点といえるでしょう。
極めて難しいことではありますが。
(2002.02.04)
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