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だまってられない!『辛口e時評』
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だまってられない!『辛口e時評』
014 “トンデモ住宅MOOK”・・・『メーカーハウス』 建築主にもっとも必要なのは情報リテラシー
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒
↑降圧剤↑=怒 ↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス
9月11日の夕刊と12日の朝刊で、読売と産経を除く全国各紙は、
警視庁が住宅専門誌「メーカーハウス」を発行する出版社スペースデザイン研究室の社長(発行人)佐藤洪爾、
専務(住宅相談室室長)山根滋、編集長佐藤行弘の3容疑者を恐喝未遂で逮捕したと伝えています。
朝日新聞は、『「雑誌買わないとネットに悪評」積水ハウス恐喝未遂』、
日経新聞は、『積水ハウスを脅迫。容疑の出版社代表逮捕へ』とあります。
とくに毎日新聞はするどく、
「大手住宅メーカー十数社が中傷記事を恐れ、高額な広告料の支払いに応じ続けていた」
「積水ハウスが大手20社に、関係遮断の協力を呼び掛けたが大手2社が反対した」
「捜査4課は資金提供を続けているメーカーとスペース社との不透明な関係の解明を急ぐ」とあります。
ヤッパリ!でした。
『辛口e時評11』
に書いた“某住宅ムック”はこれなのです。
筆者が、初めてこのムックを知ったのは96年でした。
専門書でもないのに、やたらに高いこの本が書店で目立ったのです。
立ち読みしただけでウサンクサイ本だと感じました。
約80社の住宅メーカーを、7つほどのチェック項目について○×評価しています。
巻末に各社の資料請求ハガキがついていますが、注意深く見ると、
そのハガキと評価の内容がリンクしているようにみえました。
いわゆる“住宅メーカー”だけでなく、一般の工務店グループも対象にして厳しい評価を下していますが、
広告料を稼ぐには資金力不足のそれらの会社は、母数を増やし、
大手をヨイショするためのスケープゴートとして利用していたようです。
大手の会社をカモにするためにも、建築家とその工事を引受ける中小の優良工務店を
排除する必要があるからでしょう。
なぜなら、そのグループの会社(複数)に筆者の仕事を施工してもらった経験では、
なかなかいい仕事をしてくれたからです。
この本では「建築家に頼めるのはお金のある建築主だけ」という意味の巧妙な言いまわし (もちろん大ウソ)で
排除しています。
その上で、メーカーのあら探しをして恐喝していたというのですから悪質です。
とはいえ、資金提供してきた大手住宅メーカーも同罪です。
何も知らない消費者を騙すことに加担してきたのですから。
大手20社と言えば業界グルミということではありませんか!
建築家に頼みたい人をデタラメな情報で断念させ、
さらにメーカー選びも誤らせるようなトンデモ本に翻弄される人は気の毒です。
情報リテラシー(識別能力)がますます必要になります。
(2001.10.19)
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