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だまってられない!『辛口e時評』
010 なんか変! 三谷幸喜「みんなのいえ」・・・専門家からみれば?が沢山
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒
↑降圧剤↑=怒
↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス
話題の三谷幸喜作品「みんなの家」を観ました。
いきなり『設計士』という誤用言葉が登場し、建築確認申請と登記の混同など間違いが立て続けで、しらけました。
シチュエーションもつくりも非現実的。
住宅設計の経験のないインテリアデザイナーがデザインだけを引き受けて、
申請を棟梁の知り合いの代願屋さんに頼む。
バイトじゃあるまいし、プロであればこそそんな無責任なことできないはず。
唐沢寿明扮するインテリアデザイナーはプロの風上にもおけないヤツです。
建築士資格を持っていない有名建築家もいますが、
彼らは設計能力も実務能力もあるし(実力はあるが資格がないだけ)、
申請だって自身の事務所の有資格者がしています。
建築主との打合せの気配もなく、いきなり提示されたこけおどしのようなバカデカドロクサパースにもあきれました。
そして不思議なデザイン。気鋭のデザイナーとは思えないフツーのデザイン。
シンドラーやスティーブン・ホールなんて建築家の名前も出ていましたが、
三谷さんの取材は方向がズレていたようで…
コメディですからカリカチュアライズは当然ですが、基本的な設定がいいかげんでは面白さも半減します。
建築に詳しい人に相談しなきゃあ!。
おさえどころはキッチリおさえておかないと、他ジャンルをテーマにしたドラマを観ても
「ほんとかな?」と疑ってしまうことになります。
ただ、唐沢寿明はかっこいいし、八木亜希子の演技は自然で見事、田中直樹もいい味出していました。
三谷幸喜は大好きな作家だけに厳しく注文したいのです。
「やっぱり猫が好き」や「12人の優しい男達」は優れた作品だっただけに残念。
この作品、一般の人が家づくりの参考にだけはしないでほしいなあ。
作家の書いた『住まいの本』も結構いいかげんですが、それは別の機会に。
(2001.08.07)
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