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だまってられない!『辛口e時評』
009 人と細菌の生存競争・・・“抗菌建材”は大丈夫か
[筆者・降圧剤 今回の血圧]
↑↑降圧剤↑↑=激怒
↑降圧剤↑=怒
↑降圧剤↓=平常心
↓降圧剤↓=リラックス
ヒトは病原菌に対して「抗菌薬」を武器にしながら、生体防御機構によって対抗してきました。
それに対して菌側は「薬剤耐性」によって抵抗します。
しかし、どんな新薬もいずれは効かなくなってしまうという運命を持っています。
橋本一さんによると、新しい基本構造をもつ新薬は30年近く発見されていない一方、
どのような薬も効かない病原菌も現れはじめているということです。
抗菌薬を多く使うと、耐性菌が出現してくるというのだからやっかいです(「薬はなぜ効かなくなるか」中公新書)。
1980年代からはMRSA(多剤耐性黄色ブドウ球菌)という強力な敵も登場しています。
吉川昌之介さんは、大学病院など高度治療を行う病院などに抗菌剤耐性菌が多いと指摘しています。
また、一種類の菌を殺すための抗菌剤が数十億倍の非感染性の菌(生態系のもつ多くの害のない細菌)を
殺してしまっているというのです。
本来の目的の菌だけでなくその他の菌までが巻き込まれてしまうのです(「細菌の逆襲」中公新書)。
一見清潔な生活環境とともに“鼻垂れ小僧”が滅ってきたのも、こんなことに起因するのでしょうか。
抗菌剤の混入された餌でペットを飼う危険性も指摘されています。
ペットにできた多剤耐性菌がヒトに感染する可能性です。
さて、一時文房具などにも“抗菌グッズ”が流行りました。
さらに“抗菌建材”というものもあります。
はたして、将来に問題はないのでしょうか。非常に気になることです。
(2001.07.12)
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