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 だまってられない!『辛口e時評』

 008 消費者(依頼主)にとってのインフォームドコンセントとは・・・設計者だって不安なんです


[筆者・降圧剤 今回の血圧]↑↑降圧剤↑↑=激怒 ↑降圧剤↑=怒 ↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス

「黙って食え!」などと店主がエラソーな態度をとり、
それが客に結構うけているという寿司屋やラーメン屋があるそうです。
不思議なことです。
緊張して飯を食って旨いはずはないと思うのですが、自虐的な客にはうけるのでしょうか。
筆者には、メディアによってつくられた虚構のカリスマに乗せられた客達が滑稽にみえます。
『巨匠』、『達人』等の言葉が『エセ巨匠』、『エセ達人』と聞こえてしまうのです。
医療の世界で、“インフォームドコンセント(十分な説明をして、患者の同意を得ること)”が言われだしたのは
それほど前のことではないでしょう。
しかしいまや「3時間待ちで3分診療」といわれてきた世界も変わりつつあります。

建築の世界ではどうでしょうか。
とことん設計者に惚れ込み信頼しきって「すべておまかせ」と本音で言いきれるなら、それは幸せです。
しかし一般的には、患者が説明を求めたいのと同様に、
高いお金をかけて住まいをつくろうとする建築主も、設計者の説明を聞きたいはずです。
ところが、設計者とのトラブルを抱えた建築主の多くが、
「失礼かと思って聞きにくかった」「聞くと不愉快な顔をされる」などと訴えています。
結局、不信感がつのってトラブルに発展してしまうようです。

ご自分のお金でご自分の住まいをつくるのになぜ遠慮するのでしょうか。
説明をしてくれない設計者なら断ればいいだけです。
設計者からすれば、何百時間かけても全てを説明することは不可能なもの。
そこで説明のポイントを絞らざるをえないだけに、依頼主に意図がどこまで伝わっているかは不安なものです。
疑問点はむしろ積極的に聞いてほしいのです。

(2001.06.24)


 
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