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 だまってられない!『辛口e時評』

 001 “消費者としての”クライアント(建築主)へ・・・その1 建築家の決め方、どうすれば


[筆者・降圧剤 今回の血圧]↑↑降圧剤↑↑=激怒 ↑降圧剤↑=怒 ↑降圧剤↓=平常心 ↓降圧剤↓=リラックス

数多くの建築家のなかから一人を選びだすのは難しいことです。
建築家を名乗っていても、 資質を欠いているかもしれません。
設計図もいい加減、監理もほとんどしないでいて、施工にまで係わり、
不誠実な仕事をする“自称建築家”も存在します。

ただ一つの建築家の団体である(社)日本建築家協会では、
会員資格に「材料メーカーや施工会社に関係していない」ことを掲げています。
建築家は、建築主から設計・監理を依頼され、その報酬を得て、建築主の代理人として仕事をします。
ですから、施工や材料の仕入れにかかわって利潤を得てはいけません。
リベートやバックマージンといった環境にいてはなりません。
設計・監理と施工とに一線を画さなければ、建築家の職能は成立しないのです。
これは、設計と施工を同じ組織のなかで行うという矛盾をもつ住宅メーカーと根本から異なることで、
建築家の大きな存在基盤となっています。

職能意識の乏しい設計者のなかには、施工者や材料メーカーと癒着している人もいるようです。
一方、誠実でも経験が乏しく、技術力やデザイン力が低いかもしれません。
あるいは、デザインは上手くても建築主の要望を聞かず、
インフォームドコンセントもしない傲慢な設計者かもしれません。
技術力やデザイン能力は、図面や作品の写真などを見ることである程度判断できますが、
誠実かどうか人間性の判断をすることは難しいものです。

決め手は人を見極めることしかないでしょう。
ご自身の人生経験と “消費者の目”によって。
ここ『すまいと』に載っている設計者のすべてが、 建築家の資質を備えていることを願いたいのですが…

(2001.02.23)

 
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