第27話 「神楽坂にお店をつくる」 つながりから生まれた 10日間限定の文具カフェ 今年から国立の「つくし文具店」で店番をすることになった。接客の経験がなく、お金の計算も苦手な自分にはたして務まるのか不安だったけれど、それは取り越し苦労というものだった。そもそも訪れる人の数が少ないし、商品が飛ぶように売れるわけでもない。駅から離れた住宅街にぽつんと建つ店には、ここを目指してくる人がほとんどだ。贅沢すぎるほどゆったりした時が流れる店内で、知り合いがデザインしたモノに囲まれて過ごすひとときは心地いい。開店は12時から17時までの5時間。知り合いに、「それで店なの?」と笑われたことがあるが、たしかに店らしくない店である。「利益を追求しない」と言い切る店主には、返す言葉も見つからない。 そのつくし文具店に、期間限定の出張店を出す話が舞い込んだ。場所は神楽坂の「フラスコ」という名の実験空間。オーナーの貞さんと店主が知り合いだったことから、10日間限りのカフェつき文具店を開くことがとんとん拍子で決まった。
No.34 「庭を掘り返さないでほしい訳」 私は誰にも話さなかったんですが、もうひとつ、庭に関して心配なことがありました。 ほんとに庭を、掘り返してしまっていいのだろうか。 土の中から、…出てきてしまわないだろうか。 ゴロリ…と。 あの子たちが!!